1549年、日本にキリスト教を布教したフランシスコ・ザビエルは、1550年に長崎平戸で布教を開始します。これによって多くのポルトガル船が寄港し、宣教師たちが活動し、多くのひとがキリシタンになりました。
大村の領主であった大村純忠は、洗礼を受け、日本で初めての「キリシタン大名」となりました。 1580年、純忠が長崎などをイエズス会に寄進したため、長崎は「小ローマ」と呼ばれるまでにキリスト教文化が栄えました。有馬では、日野江城の城下に教育機関としてセミナリヨやコレジヨが置かれ、日本でも有数のキリスト教教育の拠点となりました。「天正遣欧使節」として知られる4人の少年たちも、コレジヨで学び、1582年にローマへ赴きました。
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