代官所(だいかんしょ)の偉(えら)い人は、1人1人をてっていてきに調べ上げた。 そして信仰していたものを捨(す)てるように指示(しじ)した。この取調(とりしら)べで、﨑津の村人の70%が潜伏(せんぷく)キリシタンとあきらかになったんじゃ。 じゃが、この取調(とりしら)べを受けても、村人は信仰(しんこう)の光(ひかり)を捨(す)てなかったんじゃ。そうして、明治時代(めいじじだい)になるまでの250年ものあいだ、信仰(しんこう)を続(つづ)けてきた。これは日本の中でもとても珍(めずら)しいことだったんじゃ。 |