11月13日、河浦町の中心、一町田の街並みを見下ろす丘に建つ一町田八幡宮で秋の例大祭が行わ
れました。
お神楽や獅子舞の奉納が行われた後、老朽化で修復されたばかりのお神輿に座した一町田八幡宮の
ご神体が、この神社の特徴である4つを数える鳥居をくぐりました。露払いを先頭に、はさみ箱持ち、立傘、台傘、毛槍と続く行列に守られて、一町田の中心を約3キロ練り歩き、神社へお戻りになりました。
寒詣や虫追い祭とともに長い歴史と伝統を持つ一町田八幡宮の祭礼で、毎年、晩秋の一町田に賑わい
をもたらしてきた秋の例大祭。コロナの影響で一昨年、昨年は神事のみにとどめられていましたが、
今年は行列も行われると聞いて、遠方から帰省した人も多くいたとのことでした。
前日来の雨で実施が心配されましたが、幸い天候も回復。この日のために数週間前から練習してきた玉ふりの子どもや毛槍の若者も、獅子舞や壮
麗な行列を沿道の見物客や家族に3年ぶりに披露することができ、充実感に満ちた笑顔を見せていました。