12月1日、下浦町にある「ポンカン発祥の地記念碑」前でポンカンの収穫安全祈願祭が開催され、関係者など35人が参加しました。
酸味が少なく甘みが強いのが特徴のポンカンは、大正14年から天草での生産が始まり、今年で98年目。JA本渡五和管内では、97戸の農家が41ヘクタールを栽培しています。今年は令和3年8月の長雨や秋期の高温干ばつ、冬期の低温乾燥などにより花の付きが悪く、出荷予定数量は例年の7割程度ですが、糖度も高くおいしく出来上がっているようです。
生産者で、JA本渡五和果樹部会ポンカン部部長の松岡秀記さんは、「異常気象による影響が大きかったが、良いポンカンができたと思う。果肉だけでなく、皮を剥いたときときに広がる香りも楽しんでほしい」と話していました。
収穫されたポンカンは関東、東北などを中心に12月上旬から販売が開始され、2月中旬まで販売されます。