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天草の宝を世界遺産に!

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羊角湾の入り江に立つ﨑津天主堂白亜の教会・大江天主堂
     羊角湾の入り江に立つ﨑津天主堂         白亜の教会・大江天主堂

 平成19年1月に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が、世界遺産の国内候補である暫定リストに掲載されました。この選定は、文化審議会が「隣県の事例も検討を」と指摘をしたことから、天草・熊本にある2つの天主堂も世界遺産候補として追加される可能性が出てきました。長崎県は、県内に広がるキリスト教の歴史、教会、景観を基本として世界遺産としての価値を提案しています。
そして平成26年7月10日、国の文化審議会は平成28年の世界遺産登録候補として「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」をユネスコに推薦することを了承しました。天草市でも世界遺産の本登録に向け、準備を進めていきます。
 

 

☆世界に類を見ないキリスト教の歴史

 約450年前、ポルトガル人宣教師によって天草に伝えられたキリスト教は、天草の地に根付き、コレジヨ(宣教師養成のための大学)が設置されるなど、おおいに繁栄しました。
 しかし、豊臣秀吉や徳川家康らによるキリスト教の弾圧や領主の苛政に対し、天草と島原で『天草・島原の乱』が勃発します。この乱は、3万7千人に及ぶ一揆軍の死によって幕を閉じ、その後、天草のキリスト教徒は『潜伏キリシタン』となって、約250年間、密かに信仰を守り続けました。
 明治になりキリスト教が解禁されると、天草・長崎に受け継がれてきた信仰は劇的に復活します。そして、苦難の時代を乗り越え、波静かな羊角湾に面する入り江には﨑津天主堂が、東シナ海を臨むのどかな丘の上に大江天主堂が築かれることとなりました。
 

 

☆日本人大工によって築かれた美しい教会

 長崎県・五島出身の鉄川与助は、独学で西洋の教会建築様式を勉強し、外国人宣教師の指導を受けながら長崎の多くの教会を建築しました。
 昭和8年に完成したロマネスク様式の大江天主堂、翌9年に完成したゴシック様式の﨑津天主堂も鉄川の設計・施工です。随所に生きる日本の建築技術と美しいロケーションに不思議にとけ込んだ西洋様式の融合が、すばらしい文化的景観を生み出しています。
 

 

◎天主堂を建築したフランス人宣教師!

ガルニエ神父
 大江天主堂は、フレデリック・ガルニエ神父が、私財を投じて建築しました。ガルニエ神父は明治18年に来日し、同25年から天草に赴任しましたが、昭和17年に大江の地で亡くなるまでの50年間天草で生活し、来日後一度も故郷・フランスへ帰ることはなかったそうです。生活は質素を極め、倹約して貯めたお金ですばらしい天主堂を信者に贈りました。


ガルニエ神父
 

 

ハルブ神父
 﨑津天主堂は、オーグスチン・ハルブ神父によって建築されました。神父は明治22年に来日し、大分、臼杵、奄美、長崎・黒崎の神父を歴任した後、昭和2年に﨑津に赴任しました。63歳のときでした。
 同天主堂は、昭和9年に神父の強い希望により旧庄屋宅の敷地に建てられ、江戸時代に踏み絵が行われた場所に祭壇を設けました。
 幼稚園の設置を行って子どもたちの教育にも努めるなど、人々に深く愛された神父でした。


ハルブ神父
 

 

◎天草の宝を世界遺産に

 長崎県が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を世界遺産候補として提案するコンセプトは、天草のキリスト教を巡る歴史や文化などと完全に一致するものだと考えています。

  ☆ 天草市の取り組み
  

   ・長崎とともに世界遺産登録に向けて、地域の景観修復や管理体制の確立を行います。
    → 世界遺産にふさわしい姿の実現と、行政や地域住民が一体となった保存管理体制をつくります。

   ・長崎県は、世界遺産登録に向けて準備を進めています。
    → 天草市もそれに遅れないよう取り組みを進めます。

 﨑津・大江の両天主堂は、この地に骨を埋めた2人のフランス人宣教師によってもたらされた地域の宝であり、誇りです。 私たちは天草の地で脈々と伝えられたキリシタン文化を世界遺産に登録し、後世に守り伝えていかなければなりません。
 
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