午前9時のサイレンを合図に避難を開始。前日から降り続く雨の中、傘を差し、指定された避難所へと向かった参加者は、雨による避難のしづらさを体感したようすで、有事の際に近い状態での訓練となりました。
避難訓練後は、水消火器を使った消火訓練や救命訓練、煙体験、緊急通報訓練、救出訓練、炊き出し訓練などが行われ、小学1年生の男の子も「心臓マッサージをした!」と、防災・救命に対する意識が高まったようでした。
終わりに、天草中央消防署の鬼塚副署長から「雨の中だったが多くの参加があり、有意義な訓練ができた。早め早めの行動を心がけてほしい」と講評があり、集合した消防団員もしっかりとその言葉を受け止めていました。
これから雨が多くなり、災害が起こりやすい梅雨の時季に突入します。訓練時だけでなく、各自主防災組織で作成した防災マップで危険箇所や避難経路を確認し、定期的に防災グッズの点検を行うなど、日ごろから防災へ関心を持つことで、自身や家族、地域の安全確保につなげることが大切です。