10月21日、熊本県立天草高等学校倉岳校で福祉体験が行われました。
この体験学習は、さまざまな福祉体験をとおして社会福祉への興味・関心を高めるとともに、互いに協力し合って生きていく知識と態度を身につける目的で例年実施されています。
この日は、社会福祉協議会倉岳支所の小浦支所長の福祉講話のあと、「高齢者疑似体験」と「車いす体験」の2つの体験を実施。高齢者疑似体験では、ゴーグルやヘッドホン、重りのセットを身につけ、加齢による視力や聴力、筋力の衰えを疑似体験しながら、階段の上り下りや入浴、食事などの日常動作を行っていました。体験を終えた生徒からは「普段なら何気なく行っている動作も、介助役の生徒に支えてもらったりしながら慎重にしました。若返った気分です!」との声が聞かれました。
車いす体験では、マットでつくった段差や校舎内のスロープをつかって実際の介助法を体験。下りのスロープ部分では、乗車役の生徒がタオルで目隠しをし、介助役の生徒が「次、ゆっくり曲がりますよ。」などの声かけを行っていました。
社会全体で高齢化がますます進む中、次世代を担う生徒たちにとって大変貴重な学習機会となりました。
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重りやゴーグルなどを装着 | 箸使い、いつもより難しそう | 入浴体験 ゆっくり慎重に |
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段差を上手に上り下り | 乗車役に目隠しをつけてます | 声かけをしながらていねいに |