早朝から、神殿や鳥居などへの飾りつけを行い、神事では、小さな子どもからご年配まで多くの地域の皆さんが参加し1年の五穀豊穣と家内安全を感謝しました。
お祭りは、1807年(文化4年)高浜村(現高浜地区)で疱瘡(ほうそう)が大流行した際に、病を鎮めるため神様に祈願を行ったものが始まりとされ、旧暦6月15日の祈願祭と旧暦9月9日のお礼参りの2日間で行われます。お礼参りは、神様へ千回お参りし、お参りの印に松の葉っぱを1本ずつ奉納することから通称『千度参り』とも呼ばれ、この日約30人が1時間かけて松葉千本をお供えしました。
区長の松本正光さんは「昔は他の地区でも同じようなお祭りをしていたが、今ではこの地区だけになってしまった。今後も末永くこの祭りを残していきたい」と話していました。
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千度参りのようす | 小さな子も一緒に奉納 | 奉納される松の葉 |