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11月26日、 天草に住んでいる外国人が病気やケガ、火事などで、119番通報をするにはどうしたら良いか、消防署の人からその方法を教えてもらいました。
これは、外国人のための「日本語教室」の1こまとして行われたもので、韓国、インドネシア、フィリピン、アイルランドなど6人の外国人とボランティアの人たち合わせて30人が参加。
消防署の人の話では…
・119番に電話をかけたら、はじめに火事か救急か、そして場所を教えてください。
・火事の時は、何が燃えているか、けがをしている人がいないか
・救急の時は、誰がどうしたのか、話すことができるか、どこから血が出ているか…などを聞くので、落ち着いて教えてください。と話していました。
次に、日本語がわからない人でも緊急電話で話ができる「三者間同時通訳通話システム」を体験をしました。
119番に電話すると天草の消防署につながり、母国語で話すと、その言葉を話せる通訳の人につなぎ、3人で話をして状況を伝えていました。
消防署員が現場に到着すると、通報者と消防署員が交互に通訳と話し、症状などを詳しく聞くことができました。
参加した外国人は、「大切なことを学ぶことができて良かった」「通訳につながるまでの時間が少し長い」など感想を話していました。
消防署員は、「日本語がわからなくても、あきらめずに電話してほしい。今回の研修は、私たちも良い経験になりました」と話していました。

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消防署員4人が、119番通報のしかたを説明しました。あわてないで、落ち着いて電話しましょう | 熱心に話を聞く参加者 外国人の隣で、ボランティアの人がサポートしてくれます | 携帯電話で実際に119番にかけてみました 「 アパートが燃えています わたし 日本語わかりません」「何語が話せますか?」 |

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みんなに電話の内容が聞こえるようにスピーカーで話していました | 「部屋で転んで頭から血が出た」とリアルな演出で盛り上げる参加者 | ワールドフレンズの俣野会長 やさしい日本語は外国人にも伝わります。相手がわかる言葉を使いましょう |
天草市が、ワールドフレンズ天草に依頼して実施しているこの外国人向けの日本語教室は、毎月第1木曜日に開催しています。
「やさしい にほんご教室 Easy Japanese Class」
ワールドフレンズ天草の俣野会長は、「外国人は、簡単な日本語は理解できます。難しい言葉は使わず、やさしい日本語を使うとちゃんと伝わります」と話していました。