6月28日、有明小学校で「飛び出せ!まちの探検隊」が行われ2年生25人が有明町を探検しました。
これは生活科の授業として、自分たちが暮らす地域を探検して、そのまちの自然や文化、公共物に気付き、興味を持つことを目的に行われているもので、今年で2回目。まちの案内人には「有明まち魅力発見隊」のメンバー4人がゲストティーチャーとして参加しました。
雨の影響で2度の延期となり”今日こそは!”と楽しみにしていた子どもたち。前日までの雨が嘘のような夏本番の青空のもと「えい、えい、おー!!」と元気いっぱいに学校を出発しました。

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説明を聞く子どもたちと、 ガイドの有明まち魅力発見隊のみなさん | 出発するぞー! えい!えい!お~~~!! | 有明小学校のグラウンドから見える 雲仙岳も町の歴史に大きく関係します |
まずは、学校のすぐ下にある中央消防署有明分署に到着。
新たに配備された最新のポンプ車について、同署の山下さんより消火用の水を積むタンクが搭載されていること、暗いところでも活動できるように電灯を備えていることなど説明を受けました。
子どもたちが「火事や事故は怖くないですか」「どうやって訓練していますか」と質問すると、消防署職員の山下さんは「事故などの現場は怖いですが、1分でも早く着いて安全に作業できるように、毎日繰り返し訓練しています」と答えていました。
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ホースや酸素ボンベなど たくさんの備品が積まれている車内 | 暗い現場でも安全に作業ができるように 電灯も搭載 | 一生懸命話を聞いて熱心にメモを取ります |
その後、江戸時代、痩せた土地で作物が育たず貧しい人々の暮らしを良くしようと、鹿児島からさとうきびを持ち帰り、開墾して植栽した前田市右衛門や、私財を投じてイカナゴ漁を若者に学ばせ、村の復興に尽くした上原典禮医師など、地域の発展に尽力した先人について記念碑を見ながら学びました。
有明まち魅力発見隊の隊員でもあり、有明地区まちづくり協議会会長を務める江口さんは「有明町の発展のために力を尽くした昔の人たちがいます。皆さんもたくさん勉強して、人の役に立ってください」と子どもたちに語り掛けました。
道中では、読み聞かせボランティアを行う洲崎さんが、赤崎地区に伝わる昔話を読み聞かせるなど、盛りだくさんの内容となりました。

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上原典禮医師の石碑の前で 説明を聞く子どもたち | 手作りの資料と魅力発見隊おそろいの帽子で 子どもたちをおもてなし | 方言を交えた赤崎の昔話に耳を傾けました |
学校に戻ると子どもたちは「疲れたけど、いろいろな所を見られて楽しかった」と感想を述べ、今回、地域を歩いて、たくさんの人の話を聞いたことで、自らが暮らす地域の歴史や文化、暮らしに触れ、社会、まちへの関心が高まっていたようでした。

いっぱい歩いて たくさん勉強しました!