9月14日、有明町大浦の(株)ステップファームで有明小学校4年生の児童26人が「きくらげ」の収穫を体験しました。
これは、有明町の子どもたちに地域の特産の収穫体験を通して、地域産業の魅力と農産物の豊かさに気付くきっかけにしてほしいとまちづくり協議会が企画しました。
今回、収穫体験に協力した(株)ステップファームは、5年前から旧有明東中学校のグラウンドできくらげ栽培に取り組んでおり、現在8棟の栽培テントで年間45トンのきくらげを生産。木くずや穀物を混ぜて固められた土台に種を植え付け、成長したものを摘み取るとそこからまた次が育ち、1つの土台で3カ月ほど収穫ができるそうです。炒め物や酢の物などに利用でき、食物繊維やビタミンDなどが豊富とのことです。
同社の丸本さんから収穫の説明を受けた後、さっそくテントに入った子どもたちは、初めて見るきくらげの栽培に驚きながら、大きく育ったものを見つけて楽しそうに収穫しました。
体験後の質疑応答では、丸本さんから「現在この農場で用いられる原材料はすべて国産のものを用いているが、将来的には天草の原材料で栽培を目指すことや、栽培に用いた土台をたい肥化して畑の肥料として活用し、環境への配慮を行っている」と事業の取り組みに対する説明がありました。
丸本さんの「有明産のきくらげを家族みんなでいっぱい食べてください!」という呼びかけに、子どもたちは収穫したきくらげでいっぱいになった袋を手に「大好きなラーメンに入れてたくさん食べます!」と元気よく答えていました。