10月15日、天草中学校で文化発表会が開催され、授業の一環として天草地区公民館主催の全体講座を開催しました。「天草での活き方~さまざまな可能性を通じて~」と題して、(株)江良水産の代表取締役社長江良浩さんによる講話が行われました。
講話の中で、「問題が起こった時には最悪の場合を想定して、消去法で消していくとポジティブな答えが出てくる。問題に対してずっと考えることが大切である。できることをひたすら考える」と考え方の重要性について話がありました。
また、講師は理学療法士の資格を持ち、医療現場で勤務された後に天草に帰郷し、現在の水産業を継いでいます。医療現場で培われた経験が役立っていて「人生に無駄なことなどない」と話し、最後に「人生は1回、過去より未来。情報の重要性、考え方の重要性、人とのかかわりの大切さが大事」とまとめました。
生徒からは「色々なパターンを考えて課題を探し、最善な方を見つけていくことが自分のこれからに活かせそう。自分は問題が起こると頭が固くなってしまう。江良さんのように状況に応じて、思考を柔軟にできると良いなと思いました」、保護者からは「ちょうど2日前にテレビ放送で江良さんの雑節を知った。『何か問題が起きた時にできることをひたすら考える。』という言葉が今の自分の心にストンと落ちたような感じで、また頑張ろうと思えました」など感想がありました。