平成20年度に天草市の地域資源として認定を受けたイチジクを使ったフェア「天草南蛮柿フェア2023」が、9月30日まで開催中です。フェアは今回で15回目。開催に先立ち、フェア参加商品の試食会が8月10日に本渡商工会議所で開催されました。
イチジクは本来漢字で「無花果」と書きますが、天草は16世紀後半に南蛮文化の影響を受けた地であり、天正遣欧少年使節がローマ教皇のもとに派遣された際に、随行した神父がイチジクの苗を持ち帰り広まったとされています。そのことから、天草では「南蛮柿」と呼ばれ親しまれてきたそうです。
今回のフェアには天草島内12店舗が参加し、新商品8品を含むオリジナル商品17品が販売されます。また、参加店で使える商品券や賞品が当たるスタンプラリーも同時開催。フェア初参加となるハンドメードの井上さんは「店で出しているヨーグルトアイスに初めてイチジクを練りこんで、さらにイチジクで作ったソースをかけています。ぜひ食べてみてください」と話していました。
イチジクを使ったチーズケーキを試食した甲斐瑞穂さんは「イチジクを食べるのは初めて。癖があると聞いていたが、水分量が多くて食べやすい」と満足そうでした。