3月19日、天草工業高校で、1年生を対象に、CG系列の授業を想定したプレ授業が行われました。
これは、令和6年4月に同校の情報技術課にCG系列が新設されることから、現役の高校生に対するプレ授業を通して、授業の進め方の確認と調整や、実際にどのような授業を行うかの周知を目的としたものです。
授業では、一般社団法人デジタルアート天草のスタッフが、動画にフィルターをかけて加工するツール「アフターエフェクト」を使用して、背景とキャラクターを合成させる方法について指導しました。
まずは、キャラクターにメリハリをつけて質感を出し、背景の明るさや色を調整。次に画像を重ね、キャラクターが背景に馴染むように調整し、背景の青みがかった色味にキャラクターの色味を合わせます。最後に背景をぼかしてキャラクターを引き立たせたら完成。2コマの授業があっという間に終わりました。
授業を受けた山口莉央さんは「初めて体験したが楽しかった。普段から動画の編集をすることもあるので、自分もCG系列で学びたかった。次の1年生に期待したい」と話していました。
※天草工業高校情報技術科CG系列の新設は、天草市が推進するデジタルアートの島創造事業の一部で、本市と同校、東京のCG制作会社である(株)ORENDAWORLDとの連携協定のもと進めるものです。若者に人気の職業で、若者の地元定着を目的としています。
ゲーム・アニメ等制作の島へ~デジタルアートの島創造事業~(天草市企業誘致サイト)
真剣な表情で授業を受ける生徒
背景とキャラクターを合成。難しいけど楽しい!