当院は昭和２２年４月１日、一町田村国民健康保険の診療所として診療を開始し、すでに６４年が経過しました。昭和２９年１１月には町村合併により、国民健康保険河浦病院と改称。以来幾多の変遷を経ながら、平成１８年、二市八町合併により天草市立河浦病院と再度改称いたしました。

　当院はベッド数９９床（一般病床３９、療養病床６０）、外科、内科、整形外科、リハビリテーション科を標榜しており、進行する少子高齢化社会、過疎化のなか、近隣の医療機関、介護・福祉施設などとの連携を密にして地域医療の向上に努め、主として天草下島の河浦町、天草町両地域の中核病院として機能しております。
　
　作家、遠藤周作は自分自身が肺結核を病むという経験から「肉体を病んでいる人は精神も病んでいる」という表現をしていますが、病む人々のため「暖かみ、温もりのある心の通う医療、より良質の医療」の提供を行うべく職員一同研鑽を重ねるとともに、健全経営をも目指しています。地域住民の皆さんの健康を守り、安心して暮らせるように誠心誠意努力してまいります。

よろしくお願いいたします。

天草市立河浦病院　院長　中川和浩