「世界遺産(せかいいさん)」は、みんなのおじいさんやおばあさんよりも、もっともっと長い時間(じかん)を大切に守(まも)られてきたもので、これからも大切(たいせつ)にしていかなければならないものなんじゃ。
世界中(せかいじゅう)の宝物(たからもの)である世界遺産(せかいいさん)には、人間(にんげん)が暮(く)らしていた家(いえ)や風景(ふうけい)、地球(ちきゅう)がうみだした自然(しぜん)などがあるんじゃ。
世界遺産(せかいいさん)になったもの、めざしているものはこれからもたいせつにまもっていかなければならん。まずは、みんなが世界遺産(せかいいさん)が大切なものと知ってもらおうと思う。
じゃあ、世界遺産(せかいいさん)って何なのか、わしといっしょに勉強していこうかの。
世界遺産(せかいいさん)ってどんなものがあるの?
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文化遺産(ぶんかいさん) 人間(にんげん)がつくった建物(たてもの)や風景(ふうけい)のこと | 自然遺産(しぜんいさん) 地球(ちきゅう)がつくった自然(しぜん)のこと | 複合遺産(ふくごういさん) 文化遺産(ぶんかいさん)と自然遺産(しぜんいさん)をあわせたもの |
世界遺産は、文化遺産(ぶんかいさん)、自然遺産(しぜんいさん)、複合遺産(ふくごういさん)の3つわけられておる。すべての世界遺産は、このどれかなっているというわけじゃ。
今、長崎県(ながさきけん)や熊本県(くまもとけん)で登録(とうろく)をめざしている「長崎(ながさき)と天草地方(あまくさちほう)の潜伏(せんぷく)キリシタン関連遺産(かんれんいさん)」は、人間(にんげん)がつくった教会(きょうかい)や町(まち)が対象となっているため、世界文化遺産(せかいぶんかいさん)をめざしているんじゃ。
ただし、世界遺産(せかいいさん)になりたいといっても、すぐになれるほど簡単(かんたん)なことではない。世界中(せかいじゅう)の人(ひと)が集(あつ)まる世界遺産(せかいいさん)を決(き)める会議(かいぎ)でみとめられないかぎり、にはぜったいになれないのじゃ。