長崎・天草地方は、イエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルによるキリスト教の布教により華々しい西洋文化が花開く歴史、その後の江戸幕府によるキリシタンの激しい弾圧と250年もの間密かに信仰を継承する禁教の歴史、そしてキリスト教解禁後の奇跡の復活をたどる歴史という、3つの柱があります。
 |  | 崎津天主堂と﨑津集落 | 大浦天主堂 |
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こうした歴史の中でも、長崎・天草地方は、江戸幕府の禁教令により宣教師やキリシタンに対する弾圧が激しくなるなかでも密かに信仰を継承しつづけ、明治時代にキリスト教が解禁されるまでの間、日本独特のキリスト教信仰を育んだ歴史を象徴する集落や史跡がたくさんあります。
こうした、日本独特のキリスト教信仰を育んだ集落や史跡は、世界中に類を見ない資産であると評価され、平成30年、世界文化遺産への登録が決定しました。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産