禁教期に信仰を継続した信仰指導者の家
水方屋敷跡とは、禁教期にも組織的に信仰を継承した指導者の屋敷跡のことです。
禁教令が発布された後、﨑津では宣教師が不在の中でも、コンフラリアの末端組織である「小組」が存続していました。組織の信仰指導者は「水方」と呼ばれ、洗礼や葬送儀礼、日繰りをもとに祭礼を行っていました。水方屋敷跡に建つ現在の家屋には、潜伏キリシタンの信仰対象となったメダイや十字架のほか、アワビやタイラギの貝殻、和鏡や土人形などが保管されています。
※なお、資料の一部は﨑津資料館みなと屋にて展示しています。
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あわびの貝殻 | 祈りの言葉「おらしょ」 |
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