キリスト教解禁後の﨑津~教会の建築~
19世紀後半の宣教師来日後、﨑津の潜伏キリシタンは宣教師の指導のもと再度洗礼を受け、カトリックへ復帰しました。
1888年、潜伏キリシタンとして信仰を続けた信者から﨑津諏訪神社の隣の土地の寄付を受け、旧﨑津教会が建設され、そののち教会は絵踏が行われた庄屋役宅跡に移転・新築されましたが、旧教会の跡地は当時のまま残っています。
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木造教会と神父様 | 現在の木造教会のようす |
木造の教会の老朽化に伴い、1934年、﨑津庄屋役宅跡地に現在の﨑津教会が建てられました。これは、キリシタンが弾圧された絵踏みが行われていた庄屋役宅に、復活の象徴となる教会を建てたいというハルブ神父の強い願いによるものでした。教会は神父の私財や信者の寄付金、信者の労働奉仕により完成し、現在も信仰の復活を示す集落のシンボルとなっています。教会内部は建設当初からの畳敷きであり、祭壇は「絵踏」が行われた場所に設置されたとつたわっています。
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