令和7年8月豪雨発災からちょうど1カ月が経過した9月10日に、今月号のコラムを執筆しました。
今回の災害は、本渡地域の市街地と有明町、栖本町を中心に、住家の被害や道路・河川の決壊、山腹の崩壊や農地の崩れなど大きな被害が発生。市道が通れなくなり孤立した集落も多くありました。
安全は確保されているか?食料の供給はできているか?など、被害の状況を自分の目で見て回りましたが、その中で一番感銘を受けたのは集落の皆さんの“団結力”と“共助の力”でした。安否確認はもちろんのこと、土砂崩れで通れなくなった道路の土砂を撤去したり、動けないで困っているお年寄りのお世話のために歩いて食事を届けたりと、誰一人取り残さない仕組みが完璧に機能していました。
今回の災害で人的被害が出なかったことは、この地域力のたまものであると市民の皆さんに心から敬意と感謝を申し上げます。皆さんの平穏な日常が1日も早く戻りますよう、復旧復興に全力で取り組んでまいります。