令和4年11月18日(金) 市長記者会見を行いました。
【令和4年度天草市物価高騰対策市民生活応援商品券配付事業】について
本日(11月18日)開催されました第9回市議会臨時会におきまして議決いただきました「天草市物価高騰対策市民生活応援商品券配付事業」について、説明させていただきます。
この事業は、新型コロナウイルス感染症や電気・ガス・食料品等の価格高騰の影響を受けている市民の皆さまの暮らしを応援するために、1人当たり
5,000円分の宝島商品券を配付するものでございます。
本年10月1日現在で本市に住民登録のある方が対象となります。対象者は75,296人、対象世帯は36,302世帯で、商品券の発行総額は3億
7,648万円になります。
今回配付する商品券は、市内全域の取扱事業者で使用できるもので、世帯全員分を世帯主宛にゆうパックで郵送いたします。
本日から発送準備に取り掛かり、12月下旬までには全世帯へ配付を完了する予定となっております。
商品券の使用期限は令和5年1月31日までと短期間ではございますが、年末年始の時期に使用いただくことで、市内経済への即効性のある効果も見込んでおります。
配付する商品券は、今年の夏に販売しましたプレミアム付天草宝島商品券を活用します。
これにより、新たに商品券を印刷する時間と費用が大幅に削減され、年内に全世帯へ配付できる見込みとなりました。
なお、本市では、電子商品券アプリ『天草のさりー』を展開中ではございますが、紙の商品券にするか、電子商品券にするかの意向確認をした場合には、紙の商品券を希望された方への年内の商品券配付が困難となるため、今回は紙の商品券のみの配付といたしました。
この支援事業が、市民の皆さまの暮らしの一助となり、市内経済の活性化につながればと考えております。
天草市長 馬場昭治
質疑応答
●登録店舗はどのくらいありますか?
(答)紙の商品券が使える店舗は1,348カ所です。
●今回はエリアごとではなく、市内全域で使える商品券と聞いていますが間違いないですか?
(答)プレミアム付天草宝島商品券では、住所地で使える地域限定券と市内全域で使える共通券のセットでしたが、今回は市内全域で使える共通券のみとなります。
●一部、一般財源が入っていますが、これは「財政調整基金」を取り崩す感じになりますか?
(答)そうです。財政調整基金を取り崩して使います。
●コロナ関連の交付金の余剰をこちらに回すということではないのですね?
(答)9月に約3億円の「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」という交付金が新たに交付決定されましたので、それを利用して実施していきます。
「価格高騰による市民の生活をどうにか戻してほしい」という国からの支援がありましたので、それを今回はそのままこの事業に充てるということです。
●商品券で市民に渡した方が、地元の経済も回るし、有効だということですか? 例えば他の自治体だと「事業所を支援する」といった方法もありますが、市民に消費で使ってもらった方が効果があるのではないか、ということですね?
(答)さまざまな案を考えていく中で、「電気代や水道代を支援する」という話も挙がりましたが、国がある程度は電気代などを支援するので、何が一番かと考えた時、まずは市民に、年末年始の物入りの時期に、ものすごく物価が上がっているところを支援することが大事であるということと、商品券を出すことで市内地域の経済対策も併せて行うということで、一石二鳥、一石三鳥にもなるよう考えての支援策であります。今後の経済状況にもよりますが、事業所等につきましては、また今後検討していきたいと思います。
●配付期間に「11月中旬から12月下旬」と、結構な幅があるのは何故ですか?
(答)商品券の配送について、通常のゆうパックでの配送となると1日当たりの配送件数に限度があり、郵便局とも協議しましたところ、12月下旬までには36,000世帯の配送が実現可能になったということでそのような期間となっています。
できるだけクリスマスまでには届けてもらえるよう、お願いしています。
●この商品券は、1,000円券が5枚ですか?
(答)1,000円券が5枚です。
以上