小児がんなどの治療で造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)および抗がん剤治療や臓器移植など(以下「造血幹細胞移植等」という)を行うと、過去に定期の予防接種で獲得した免疫が低下・消失し、感染症にかかりやすくなります。
そのため、過去に接種した定期の予防接種の予防効果が期待できないと医師に判断された人で、任意で再度の定期の予防接種を受ける場合、本市では、被接種者の経済的負担軽減のため、ワクチン再接種の費用助成を行います。
1.接種対象者
造血幹細胞移植等の治療を受けたことにより、過去に接種した定期予防接種の予防効果(ワクチン免疫が低下、または消失したため)が期待できないと医師に判断された人。
(1)予防接種の再接種日において本市に住所がある人
(2)再接種日において20歳未満の人
2.助成対象者
接種者本人またはその保護者(親権を行う人、未成年後見人その他の人で接種対象を監護看護している人)
3.助成対象となる予防接種および再接種の対象年齢
・四種混合:15歳未満
・BCG:4歳未満
・ヒブ:10歳未満
・小児肺炎球菌:6歳未満
・上記以外の予防接種:20歳未満
4.助成額
再接種にかかった経費に相当する額、または再接種を受けた日の属する年度における本市が実施する定期予防接種の委託契約に基づく委託料の金額を上限とします。
(1)医療機関に支払った再接種料金
(2)天草市が定める定期予防接種料金
※医師の意見書などにかかる文書料は助成対象外です。
5.申請方法
申請書をダウンロードし、受付窓口に直接または郵送で提出をしてください。
再接種を受ける前に、必ず次の申請書などを本市へ提出し、助成の認定を受けてください。
【助成対象の認定申請】
・天草市造血幹細胞移植後の予防接種再接種費用助成対象認定申請書(様式第1号)
・天草市造血幹細胞移植後の予防接種再接種費用助成対象認定に係る医師意見書(様式第2号)
※本市から認定を受けた人は、天草市造血幹細胞移植後の予防接種再接種費用助成対象認定通知書(様式第3号)を交付します。
再接種後は、助成金の交付申請が必要です。
【再接種後の助成金の申請】
・天草市造血幹細胞移植後の予防接種再接種費用助成申請書(様式第5号)
・母子健康手帳など再接種の履歴が確認できる書類の写しまたは予防接種予診票の写し
※年度ごとに申請が必要です。再接種の費用は一旦、自己負担となります。接種日から1年以内に本市へ助成申請を行ってください。
6.接種方法
本市から認定通知書を受け取った後、認定通知書と母子健康手帳を持参し、医療機関で再接種を受けてください。