最近の市政の動向についてご報告を申し上げます。
市長会について
まず、市長会に関してでございます。
「令和5年度熊本県市長会春季定例会」が4月18日に合志市で、「第132回九州市長会総会」が5月18日に沖縄市で、また「第93回全国市長会議(通常総会)」が6月7日に東京都で開催され、それぞれに出席をいたしました。
会議においては、議事や国・県への要望事項などが審議され、いずれも異議なく承認・決議されたところでございます。
令和4年度決算について
次に、令和4年度の天草市一般会計の出納を5月末日で閉鎖しましたので、決算の概要につきまして、ご報告いたします。
出納閉鎖直後でございますので、概算ではございますが、
歳入が、646億8,455万円、
歳出が、605億5,308万円、
差し引き、41億3,147万円の黒字決算となる見込みで、この決算余剰金から、翌年度に繰り越すべき財源、3億4,434万円を差し引きますと、
実質収支額は、37億8,713万円程度となります。
なお、詳細な決算の状況につきましては、9月の議会におきましてご提案し、ご審議をお願いすることとしております。
市内一斉避難訓練について
次に、昨日6月11日に実施しました、一斉避難訓練についてでございます。
本市では、災害に備え、これまで9月の第1日曜日に、市内一斉の避難訓練を実施しておりましたが、本年度から訓練効果をさらに高めるため、大雨の時期に備え、今の早い時期に実施することといたしました。
昨日は、各地域で訓練を実施していただき、現在集計中でございますが、9つの地区で多くの市民の皆さまに参加していただいております。
天草市陸上競技場「あましんスタジアム」について
次に、天草市陸上競技場の供用開始、ネーミングライツ・パートナー契約についてでございます。
令和3年度より整備を進めてまいりました天草市陸上競技場につきましては、本年7月1日に供用を開始いたします。7月1日には、落成式と、オープニングイベントとして、オリンピアンをお招きしての陸上教室やバスケットボール教室、ロアッソ熊本のコーチによるサッカー教室を始め、各種イベントを2日にかけて実施いたします。また、供用開始に先立ち、市民を対象とした内覧会を6月25日に開催いたします。
同競技場につきましては、ネーミングライツ・パートナーであります天草信用金庫様との契約締結により、愛称が「あましんスタジアム」と決定いたしました。今後5年間、この愛称を使用して、多くの皆さまに親しんでいただける施設となるよう取り組んでまいります。
次に、天草市スポーツコミッションの取組状況についてご報告いたします。
天草市スポーツコミッションでは、様々な競技の大会や合宿等の誘致を行っております。
現在、7月15日、16日にあましんスタジアムで開催されます「九州地区大学体育大会」(通称:夏インカレ)を始め、陸上、サッカーなど9件の合宿が予定されているところでございます。
企業誘致について
次に、企業誘致の状況についてご報告いたします。
これまで地元就職率アップやUIJターンの促進に向けた環境整備として、企業誘致を進めてまいりましたが、今般、新たに3社の企業と進出協定を締結いたしました。
1社目は、東京都目黒区に本社を置く「株式会社to(トゥー)」様です。同社では主に、デジタルマーケティングの企画・制作・運用等の事業を行っておられます。
新規雇用予定者数は5人で、中央新町のシェアオフィスに入居後、業務を開始される予定です。
2社目は、東京都文京区に本社を置く「コーリョー建販株式会社」様です。主に建築資材の製造や販売等を行っておられる会社で、合併後、初の牛深地区への進出企業となりました。
久玉町の空き店舗を改修した事業所で、建築設計時における構造計算を中心とした業務を開始されており、既に地元から5人の新規雇用をいただいております。
3社目は、東京都中野区に本社を置く「有限会社ワンダリウム」様です。主に、映画・テレビ・CM・ゲーム等に関するCG制作等の事業を行っておられる会社でございます。
新規雇用予定者数は5人で、現在、中央新町のシェアオフィスに入居され、業務開始に向けた体制を整備されております。
以上3社の進出をもちまして、本市における進出企業は合併後21社となりました。
今後も若者や女性の定住促進に向け、IT系やコンテンツ産業をはじめ、製造業などの様々な業種へアプローチを図りながら、同時に地場産業化へ向けた取組として、地元企業とのマッチングなど、進出後の定着に向けてもしっかりと支援していきたいと考えております。