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令和5年6月30日 市長記者会見

最終更新日:

令和5年6月30日(金曜日) 市長記者会見を行いました。



 

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録5周年を記念した事業の実施について

 「天草の﨑津集落」を構成資産とする「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が平成30年7月4日に世界文化遺産に登録され、今年で5周年を迎えます。

 本市では、これを記念いたしまして、さまざまな事業を展開していく予定としております。

 本市では、世界文化遺産登録をきっかけに、「天草の﨑津集落」の保全や魅力向上、後世への継承などを図るべく、さまざまな取り組みを行っております。

 具体的には、昨年、グッドデザイン賞・グッドデザインベスト100などの受賞につながった「﨑津・今富の文化的景観整備」の取り組みをはじめ、河浦中学校の生徒による観光ボランティアガイドや、市内すべての小学6年生と中学1年生を対象とした世界遺産学の授業の実施など、各分野におきまして、継続的に事業展開を図っているところでございます。

 こうした中、今年、登録5周年を迎えるにあたり、これを契機として、改めて多くの皆さまに「天草の﨑津集落」が世界遺産に登録されていることや、国の重要文化的景観に選定されていることの重要性と、その価値をお伝えするとともに、﨑津集落の魅力をさらに発信していくため、5周年を記念した取り組みを実施してまいります。

 まず、キリシタン資料館等における企画展・写真展でございます。

 すでにスタートしておりますが、天草コレジヨ館では、企画展「新収蔵品展」を8月30日まで開催いたします。ここ数年の間に本市にご寄贈いただいた貴重な資料などのうち、初公開となるフランシスコ・ザビエルの肖像版画や、天正遣欧使節とローマ教皇の謁見記念メダルなどを展示しておりますので、この機会にぜひご覧いただきたいと思います。

 次に、明日からの開催となりますが、﨑津集落内にある「旧網元岩下家よらんかな」におきまして、写真展「天草の風景と暮らし」を、来年1月8日まで開催いたします。天草フォトクラブの皆さまと合同で、﨑津・今富地区、大江地区を中心に、天草の美しい風景や、地域の暮らしに根ざした風習、生業などの写真を展示し、集落の魅力を発信してまいります。

 このほか、天草キリシタン館におきまして、「祈りのカタチ、祈りのココロ」と題した企画展を8月1日~11月30日までの予定で、さらに、天草キリシタン館と天草ロザリオ館の合同での企画展「潜伏キリシタンのまなざし~禁教と祈り~」を12月7日~来年2月26日までの予定で開催することとしております。

 また、﨑津・今富の景観整備に携わっていただいている有識者をお招きし、登録5周年を振り返るとともに、今後の集落のあり方について考える「記念シンポジウム」や、天草の﨑津集落の魅力をさらに発信するための「記念PRイベント」の開催も予定しております。いずれも、日程や内容等については現在調整中でございますので、決まりしだい、市ホームページなどでお知らせいたします。

 このほかにも、子どもたちにキリスト教の伝来から潜伏・再布教までの「天草キリシタン史」を知ってもらうための副読本の発行、パネル展示や講演会、各種情報媒体を活用した市内外での周知活動などに取り組んでまいります。

 こうした本市主体の事業のほか、長崎県内の自治体や熊本県などと構成する協議会におきましても、登録5周年を機に、改めて世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の魅力向上やイメージアップを図るため、キックオフイベントや各構成資産を巡るスタンプラリーの開催なども予定しているところでございます。

 来年春には、ポナンクルーズというフランスのクルーズ会社の1万トンの客船が﨑津沖に寄港いたしますが、この客船には、世界の富裕層の方が多く乗船され、﨑津集落内を散策される予定となっております。

 ポナンクルーズの寄港は、天草を世界に発信し、海外からの観光客を増加させる起爆剤になると考えているところでございます。

 世界文化遺産登録5周年という節目にあたり、世界と約束した「文化遺産の永続的な保全・継承」、そして、これを最大限に活用した「魅力ある地域づくり」に、引き続き全力で取り組むとともに、天草の魅力や世界文化遺産の価値の強力な発信につなげてまいりたいと考えております。

  

LPガス使用世帯価格高騰支援事業について

 この事業につきましては、国において実施しているエネルギー・食料品等の物価高騰の影響を受けた生活者等への支援のうち、国による支援が行われていないLPガス使用世帯に対し、生活・暮らしの支援を早急に行うため実施するものでございまして、本日の市議会定例会において、補正予算として議決をいただいたところでございます。

 市全体の事業費としましては、市内でLPガスを使用している25,426世帯に対して、1世帯あたり一律6千円の給付を行う費用と事務経費などを合わせまして、総額で1億8,453万円になります。

 給付金支給の流れでございますが、本市ではLPガスの契約世帯を把握しておりませんので、契約世帯を把握されている熊本県LPガス協会へ市より給付金や事務経費を含めて補助金を交付します。その後、熊本県LPガス協会と販売店が連携して、契約世帯に対して広報・周知を行い、申請を受付けた後、同協会が給付金を契約世帯の指定口座へ振り込むという流れで調整を進めているところでございます。

 本市においては、市全体の約7割がLPガスの使用世帯でございますので、関係機関としっかり連携を図りながら、速やかに給付を行うことで、LPガス使用世帯の負担軽減につなげてまいりたいと考えております。

 

    天草市長 馬場昭治

 

 

質疑応答

「『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の世界文化遺産登録5周年を記念した事業の実施について」

 

天草キリシタン史副読本について、今まではそういった学習教材は無かったのですか?

(答)学習教材については、今はパンフレットを作成し、世界遺産学に使用しています。副読本につては、かなり以前に作られたものと聞いています。


●以前の副読本は、現在は使用されていないのですか?

(答)副読本の使用については把握していませんが、キリシタン館では販売をしています。


●今回の発行用は、市内の学生用に配布するものですか?

(答)小学6年生と中学1年生が取り組んでいる「世界遺産学」の学習で活かしていければと考えています。


●世界文化遺産登録5周年ということで、この5年で進んだ部分(文化面や観光面)や、課題として残っていることなどをお聞かせください。

(答)世界遺産に登録されたことで、天草の価値が非常に高まったと感じています。世界に発信できるものとして位置づけられたと思っています。国内外から、天草に来てもらえるきっかけとなりました。課題としましては、海外から受け入れるための多言語化の看板や説明書など、まだまだ整備が必要です。

 

「LPガス使用世帯価格高騰支援事業ついて」

 

●申請の方法は?

(答)熊本県LPガス協会から各契約世帯へ通知(広報・申請書など)され、振込先の口座などを記載し、LPガス協会へ返送する流れとなります。

 


  以上

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