有明小学校の3年生は、総合的な学習の時間で「有明町のじまんを探そう」をテーマに町の名物のタコ(料理、グッズ、モニュメントなど)に関する調べ学習を進めています。
6月30日、旧有明町商工会に経営指導員として勤務していた松本孝一さんを講師に「ありあけタコ入道と祈りタコがつくられた思い」と題して、有明町がタコの町として有名になった経緯について学びました。
松本さんの話では「平成18年3月の天草市合併、平成19年の松島有明道路開通で有明町が素通りされてしまうと危惧されていた。きらりと光る町づくりをしたいと考えていた時、有明海で育ち、肉付きも味も良いと好評を得ていたタコを使って町おこしを企画。国道324号線を"タコ街道"とする構想を練り、平成18年8月8日を"タコの日"と定め、タコ街道誕生セレモニーを開催した」とタコの町有明が誕生した当時のようすを話されました。
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タコの町の象徴になったモニュメント 「タコ入道」 | 真剣に話を聞く児童 | 廊下に掲示されたかわいらしいタコ |
「子どもが泣いた」と話題になったほどリアルで迫力満点なタコのモニュメント(タコ入道)や、五多幸(たこ)ストラップ、タコステーキなどのお土産の開発、商工会女性部が中心で結成した「すいとっとダンサーズ」など、多くの人が関わり盛り上げてくれたことでメディアに広く取り上げられ、「地域ぐるみの頑張りが評価されてうれしかった。イベントの運営やPRなど"みんなでやろう!"とたくさんの人が関わってくれたことに感謝している」と話していました。
講話を聞いた子どもたちは「有明のタコが全国的に有名になった理由が分かって良かった」「事前に見たり調べたりしたことが、話を聞いてより理解できた」と話していました。