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市民と市長の意見交換会 ~栖本地域まちづくり編~

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市民と市長の意見交換会 ~栖本地域まちづくり編~

令和5年7月6日(木曜日)「市民と市長の意見交換会 ~栖本地域まちづくり編~」を開催ました。

 この会は、市民の皆さんのご意見を市長が直接うかがい、天草の今と未来を考え、皆さんとともにより良いまちづくりを推進していくための意見交換会です。 ※内容の一部を抜粋して掲載します。

 

出席者:栖本まちづくり協議会、学校関係者など 15名(A~O)の皆さん

栖本

1 市長より説明

・第3次天草市総合計画(令和5年3月改定)について

 

2 栖本まちづくり協議会から説明

・栖本地域のまちづくりについて

 

3 意見交換

(まちづくり協議会 Bさん)

「あましんスタジアム」(天草市陸上競技場)ができ、今後、学生の合宿などが増えてくるだろう。そうなってきたとき、受け入れる宿についてはどのような感じか?


【馬場市長】

宿泊施設については、天草で大きな大会をするときなどは必ず問題になります。現在は、民間の宿泊施設でも、徐々に増築や新築などの計画もあっていますので、少しずつ増えていくのではと思っています。天草市だけではなく、上天草、苓北も含め連携を取りながら、配宿などの対応をしていきたいと考えています。


(まちづくり協議会 Bさん)

市長が「つながり稼げるまち」と言われたが、自分はみかんを作っている。栖本の果樹部会は現在38件。あと10年後に10件残るだろうか思っている。隣の下浦町が「ポンカンの里」として力を入れているが、下浦のポンカンと栖本のポンカンでは、下浦の方が、値段が高い。


【馬場市長】

以前は、天草の中での産地競争だったが、これからは「天草」がブランドになると思っています。“天草産の〇〇”というだけで、東京などでは需要があります。そのような状況を考えると、天草を一本化して商品を売っていくことが必要だと思いますので、行政としても、ブランド価値を上げていきたいと思っています。他にも、デザイナーや加工して販売している人たちが、移住者として天草にいらっしゃるので、その人たちと繋がり、パッケージにして売っていくなど、いろいろな方法があると思います。


(まちづくり協議会 Mさん)

外から人を引き寄せるような観光を、体系を作っていかないと皆さんは来ない。一時(イベント時)のためだけでは、何にもならないと思う。


【馬場市長】

イベントだけで人を呼ぶのは難しいと思っています。年中、天草に来たくなるよう、また、海外からのインバウンド対策もしっかり考えていきます。現在、外国人の方が年間3千人しか天草に宿泊していないので、これが増えていくような場所になれば、宿泊施設も増えていくと思います。


(まちづくり協議会 Mさん)

栖本町の70歳以上の高齢者の約70%が老人会に加入している。70歳過ぎても現役で仕事をされている人もいるので、常時出てこられる人が多くて20人前後。活動人口を増やすことはなかなか難しいが、老人会自体は壊さないよう頑張っていきたいと思っている。

「栖本冬物語」が温泉センター周辺で、年に1回(11月)開催されているが、栖本温泉の取り扱いについて、今後どうなっていくのかが心配。継続的にできるようにするためには、温泉センターがないといけない。これからも利用できるようにしてもらいたい。栖本地域全体を見ても、温泉がある地域に集中しているような現状である。


【馬場市長】

老人会に70%も加入されているということが凄いなと感じました。老人会などでは、スマートカレッジの活動はされていますか?


(まちづくり協議会 Mさん)

スマホの貸し出しをやっている地区もある。福祉会館を使って、これから講習が始まる予定である。高齢者は、簡単にはスマホにはいかない面もある。動画などで勉強はするが、積極的な活用まではなかなか難しい。


【馬場市長】スマートフォンは、一度やり方を覚えると便利になっていきます。機器類は難しく感じ、最初は“面倒くさい”“分からん”と言われますが、人とのつながりも広がりますので、積極的に取り組んでいただきたいと思います。

温泉センターにつきましては、私たちとしても、残していかなければと思っています。また皆さんも温泉を利用して頂き、しっかり守っていっていただきたいと思います。

天草市では、「のさりー」という市内でしか使えない電子地域通貨を作っています。これは、地元で買い物をしてもらうことが目的で、この地域限定の電子通貨を活用することも、地域経済を循環させ、地域を残すことに繋がるということを言い続けています。


(まちづくり協議会 Mさん)

携帯(スマホ)の話だが、70歳未満の友人は「実際に使わないからできない」という。何度も何度も教えてもらわないと分からないので、教えてもらう機会を増やしてほしい。あと、イルミネーションを昨年見に行ったが、駐車場からイルミネーションがあるところまでが暗く、イルミネーションの数が少ないと感じた。駐車場にあるイルミネーションへの入り口から誘導するような形にしないと、皆さんは辿り着けないと思う。もう少し、明るくキラキラさせて欲しい。


(学校関係者 Oさん)

栖本は、保護者や地域の方々の協力も大きく、子どもたちが育つのに素晴らしい環境だと思う。今日も実際、この平日に授業参観をしたが、90%以上の参加だった。栖本地域では、これがあたりまえだそうでビックリした。また、虫歯の治療率も100%で、要するに、家庭教育がしっかりしていて、地域の教育力があるということ。地域や保護者に支えられている。

昨年から「栖本冬物語」が始まり、学校も何かできないかということで、全員合唱で参加した。太鼓踊りでも参加させてもらった。ここでも青年団の方々の協力があり、仕事を投げうってでも後輩のために来ていただき、学校は地域があってこそ成り立っていくものだと感じている。今年度は、もっと生徒に企画段階から関わらせてもらうよう、お願いをしている。また、(いろいろな行事に)全員で参加することも自慢。4月に河川清掃があったが、全校生徒で参加した。職員も含めて参加したが、そうやって地域でしっかり学ぶことが沢山あると思う。今後も、地域と共に子どもたちが学び、最終的には、地域が大好きになるような、地域に誇りを持つ生徒を、小学校と連携しながら育てていければと思う。本当に自慢の学校である。


【馬場市長】

おっしゃるとおり、まずは、家庭教育が一番だと思いますが、その次に、地域のバックアップが大切だと思っています。


(学校関係者 Nさん)

私は、この栖本町が大好き。栖本小学校は、保護者の皆さんも地域の皆さんも、とても温かく、風呂敷に包まれているようだ。地域に守られていると感じている。栖本冬物語では“故郷を愛する心”を育てたいと思い、子どもたちに「私たち栖本の自慢したい、いいところ」を書いてもらった。子どもたちにとって、とても良い機会だった。今年度は、チャリティーのステージ発表に、全児童で参加させてもらいたいと思っている。

小学校では、地域と共にある学校を目指し、栖本だからこそできる体験活動や、地域の方々との触れ合いを取り入れ、未来の栖本を担う子どもたちの育成に取り組んでいるところ。改めて、学校もしっかり地域と繋がり、幸せを実感できるよう、一緒に取り組んでいきたい。


【馬場市長】

皆さんのお話で、いかに栖本町が素晴らしいかがよく分かりました。関連する事例として、御所浦町では小学6年生が、イルミネーションの企画から作るところまでを行い、映像を撮っています。今では、6年生の恒例イベントとなっています。それも、ただ簡単なものではなく、子どもたちがプレゼンをして、大人がその企画内容に指摘や意見をし、子どもたちが再度作り直す。なので、完成した時の点灯式のその感動は、子どもたちは一生忘れないと思います。そういう意味でも、栖本町でも小中学校がそのように参加してもらえるなら、いろんなことができるのではと思います。


(学校関係者 Dさん)

市長の話で「子育て支援が足りない」ということがあったが、そこをぜひ頑張ってもらいたい。これからどんどん(子どもたちが)減っていくのが目に見えているので、天草市全体で広げていただきたい。天草市には移住者が100人ほどとのことだが、栖本から本渡までは10分で行けるような良い立地だと思うので、市には頑張ってもらいたい。若い親が増えないと、子どもも増えない。みんなを引き込むような、巻き込むような支援を続けてもらいたい。私たちも、できるだけのことは頑張りたいと思っている。


【馬場市長】

子どもが減っている理由の一つに、晩婚化により、一人ひとりの女性が生涯で産む子どもの数が少なくなってきているということがあります。また、今は天草を出る女性が多いのが現状です。そこで現在、IT企業の誘致などに積極的に取り組んでいます。事務の仕事が天草には少ないので、女性が働きたくなるような場所として、大手企業などに天草へ進出していただき、雇用を生み出し、もっと女性が活躍できるような場所を作っていかなければならないと考えています。


【市長あいさつ】

今日は本当にありがとうございました。今日お話しを聞いていて思ったのは、事業を各地区で行うにあたり、皆さんがよりやりやすいように、ニーズを聞き出して決断し活動につなげているところが、とても素晴らしく理想的だなと思いました。行政だけでできることではないので、栖本町をモデルにさせていただき、これからも頑張っていきたいと思います。

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