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令和5年9月22日 市長記者会見を行いました

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あましんスタジアムの利用状況について

 7月1日に供用開始しました、あましんスタジアム(天草市陸上競技場)の利用状況について、ご説明させていただきます。

オープンから8月末までの2カ月間の利用者は、陸上競技場内の利用が10,483人、陸上競技場外の練習用走路や傾斜走路等が3,971人、周回コース利用が約21,200人で、合計約35,600人の利用があっております。

また、7月15・16日に第73回九州地区大学体育大会陸上競技会が開催され、九州管内から17大学、279人の選手が大会に参加されました。大会では男子100メートルやハンマー投げなどで10個の大会新記録が樹立され、施設面においても大会関係者から好評でございました。

さらに、現在まで熊本県中体連サッカー大会や日本パラ陸上競技連盟主催のユース代表合宿、女子ラグビー「ナナイロプリズム福岡」の合宿なども行われ、スポーツコミッションにおいて1,187泊の宿泊を斡旋しております。

なお、今後の大会や合宿の予定としましては、10月にロアッソ熊本サッカーフェスティバルin天草U-12の大会、10月から3月にかけて実業団の長距離陸上部7チームの合宿、12月には九州中学校駅伝競走大会などが開催される予定となっております。

  

物価高騰に伴う、保育園、幼稚園、小中学校等の給食食材費高騰分に係る支援について

 この度の9月議会定例会におきまして、保育園、幼稚園、小中学校等の物価高騰に伴う給食食材費高騰分の支援事業を補正予算に計上し、ご承認いただいたところでございます。

 この給食食材費につきましては、保育園等へは国及び県の交付金を活用し、1人あたり月額470円を上限として支援するものです。  

また、公立幼稚園及び小中学校へは、1食単価で30円の値上げが必要となりますが、国の交付金を活用し、給食費の値上げは行わないこととしております。

 事業費としましては、4千277万9千円を80の対象施設に支援し、保護者の負担軽減を図ることとしております。
 

子育て世代包括支援事業の拡充について

この事業は、子育て世代が孤立感なく安心して子育てができるよう、妊産婦支援の充実を図るために実施するものでございます。

内容としましては2点ございます。1点目は現在行っております「産後ケア事業」の拡充でございます。

産後ケア事業とは、出産直後の母親や子どもが、心身を回復するためのケアや育児サポート及び必要な指導、サービス利用の調整などを助産師が支援する事業でございまして、出産後から1年未満までの母親とその子どもを対象としております。

なお、これまでは事業の対象者を、「産後に心身の不調又は育児不安がある人など」としておりましたが、今回の拡充により、「希望するすべての人」が産後ケアを受けられるようにいたしました。

また、利用回数につきましても、通所型と居宅訪問型と合わせて3回までとしていたものを、回数の制限なく利用できることとし、本年10月1日から拡充いたします。

次に、2点目の新規事業となります「低所得の妊婦に対する初回産科受診料支援事業」でございます。  

初回産科受診料とは、妊娠判定検査のために産科医療機関を受診する、初回の受診料のことをいいますが、この初回の妊娠判定検査を、低所得世帯の人が検査を受けられた際、1万円を上限に助成することで、低所得世帯の経済的負担の軽減を図るものでございます。

助成には、二通りの方法がございます。1つは、事前に受診券の交付を受けていただき、直接、産科医療機関を受診する方法と、もう1つは、産科医療機関に受診料を支払った後に助成を受ける方法でございます。

本事業は、令和5年4月1日以降に受診した人についても助成の対象といたします。

これらの事業を実施することで、妊娠期から子育て期における不安や悩みの解消、負担軽減を図り、安心して妊娠、出産、子育てができる環境を整えてまいります。


栖本地域AIオンデマンド乗合タクシーの運行開始について

10月2日(月曜日)午前8時から、路線バスの栖本病院~教良木区間廃止に代わる新たな公共交通として、栖本地域において人工知能(AI)を活用した乗合タクシーの本格運行を開始します。

乗合タクシーとは、乗車場所や目的地が異なる複数の乗客が相乗りで利用するタクシーです。

車両にAIを活用した配車システムを搭載し、乗客の位置情報や目的地などをもとに、AIが瞬時に最適経路を計算し、そのルート情報を車両に搭載したタブレットに表示することで、効率的な運行が可能となります。

また、時刻表やルートを定めず、運行時間内であればいつでも、栖本地域内どこからでも乗り降りすることができる「ドアtoドア」のサービスを提供することにより、高齢化が進展する利用者ニーズにも対応し、利便性が格段に向上することが期待されます。

運行は、平日朝8時から夕方5時までで、予約は、インターネットまたは電話で、利用の直前まで行うことができ、利用料金は距離制で300円から700円となっており、天草市民に限らず、どなたでも利用いただくことができます。

 なお、運行開始日の10月2日(月曜日)午前7時40分から、栖本支所において出発式を行いますので、併せてお知らせします。


御所浦恐竜の島博物館リニューアルオープンについて

現在、整備を進めています御所浦恐竜の島博物館は、12月末で工事を完了し、来年3月20日、春分の日にリニューアルオープンいたします。

平成9年に、御所浦地域で初めて恐竜の化石が発見されたことを契機に「御所浦全島博物館構想」を策定し、化石や地層などの自然資源を活用した地域活性化に取り組んでおります。

今回の「御所浦恐竜の島博物館」は、この構想の中でも、中核的な役割を果たすものとして位置づけられており、御所浦地域の皆さまにとりましても、長年の思いが込められた施設でございます。

建物の概要は、鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積2,718平方メートル、1階と2階が博物館で、3階には、コミュニティーセンターが入ります。工事費は、機械、電気設備工事を含む建築本体工事と、展示工事を合わせますと、約14億6千万円でございます。

次に、博物館内の常設展示室の完成イメージ映像がございますので、ご紹介します。(動画) 

このように、新たな博物館は、「天草1億年の大地の記録」を学べる博物館として生まれ変わります。

天草の豊かな自然資源を活かし、調査・研究の役割をさらに充実させ、教育活動の情報発信拠点としても機能する博物館として運営してまいります。

開館日の3月20日に向けて、さまざまな媒体を活用し、広く情報発信を行うとともに、オープニングイベントなどを企画してまいりますので、多数の皆さんのご来館をお待ちしております。


出張所窓口業務委託事業について

この事業につきましては、出張所の在り方を見直し、出張所機能の代替策として窓口業務を出張所の最寄りの郵便局へ委託するものです。

出張所では、各種証明書の交付や文書の取り次ぎ、問合せ等の対応など窓口業務を行っておりますが、令和4年度の各種証明書等の取り扱い件数が、出張所全体で年間7,611件、1日当たりの平均取り扱い件数は1.25件、各種証明書の交付以外の取り扱い件数が、直近調査時の年間で11,066件、1日当たりの平均取り扱い件数は1.82件と、年々減少している状況でございます。

一方で、現在、25か所の出張所に、交代要員も含めて40人の会計年度任用職員を配置しており、年間約6,800万円の経費がかかっている状況でございます。

今回の見直しでは、出張所が長年地域の拠り所となっているため、代替サービスが必要であると考え、出張所の近くにある郵便局に着目いたしました。出張所の最寄りの郵便局に業務委託をすることで、出張所機能を維持しながら大幅な経費削減が見込まれます。

また、郵便局においても地域の課題解決に取り組み、必要とされる郵便局になることをお考えですので、双方にとってメリットがあるものと考えております。

以上のことから、出張所の見直しにつきましては、熟考を重ね、郵便局への業務委託が最善であると判断した次第でございます。

この度、市議会定例会においてこのことに関するご承認(議決)をいただきましたので、今後は、委託先郵便局への回線工事や必要機器の設置等の整備と併せて、郵便局との委託業務の綿密な協議・調整、郵便局と一緒に住民への丁寧な説明を行い、令和6年10月から業務委託が滞りなく行えるよう取り組んでいきたいと考えております。


  天草市長  馬場 昭治


質疑応答

【質疑応答】

「子育て世代包括支援事業の拡充」について

この拡充事業と新規事業について、天草市独自の事業でしょうか?

(答)いずれも国庫補助を活用し実施します。なお、産後ケア事業(通所型・居宅訪問型)につきましては、国の見直しでは5回までの利用制限とされているものを、天草市では利用回数の制限は設けず、必要とされる方が希望される回数を受けることができるよう、拡充したものです。


「栖本地域AIオンデマンド乗合タクシーの運行開始」について

●以前実証実験をされたと思いますが、その時の利用状況や利用目的、年齢層などを教えてください。

(答)令和4年8月1日から10月31日まで、栖本地域においてこのAIオンデマンド乗合タクシの実証実験を行いましたが、その時は毎日運行する形で実験を行いました。この期間での利用者数は、延べ773人。1日当たりの平均利用者数は、8.5人でありました。乗車地や降車地の状況から、ほとんどの人が病院や買い物時に利用しているようでした。利用者のおよそ65%が80歳以上でありました。

●距離制での利用料金が設定されていますが、乗合タクシーでは、同時に何人かで利用する場合があると思います。自分の行きたい場所だけでなく、回り道もあると思いますが、そのあたりの料金はどうなりますか?

(答)タクシーの予約時点で、乗車地と降車地を伝えてもらいます。(ネット予約の場合は入力する)その距離で料金が決まりますので、予約の時点で料金が分かるようになっています。実際の移動距離で決まるのもではありません。

 

「御所浦恐竜の島博物館リニューアルオープン」について

●御船町にも恐竜博物館がありますが、どちらが大きくなりますか?

(答)天草市の方が少し大きくなります。最近、長崎にも博物館ができましたが、規模的にはだいたい同じくらいになっています。

●御所浦町での車両対策(カーシェアリングなど)について、現状としてどういった対策が進んでいるのか教えて下さい。

 (答)現在、地域おこし協力隊も募集しましたが、今のところ応募がない状態です。御所浦支所でも業者と打ち合わせをしている段階です。

●交通アクセスについて、利便性の向上など他に進めているものはありますか?

 (答)地元の海上タクシー業者と現在協議をしているところです。

  駐車場については、御所浦島内に車を乗り入れるのではなく、(船に乗る)手前にしっかり駐車場を確保しながら、島内での交通事故を防ぐようにしたいと考えています。また、倉岳町の棚底港からの乗船だけでなく、本渡港も活用した交通アクセスもPRしていきたいと考えています。


「出張所窓口業務委託」について

●市議会では、「住民への説明や意見の聴取について十分ではなかったのではないか」という指摘もありましたが、どのような形でこれまで説明をされてきたのか、また、そのような指摘を受けてのお考えをお聞かせください。

(答)地域への説明会につきましては6月から、各支所・地域ごとの、まちづくり振興会の会長さんや地区振興会の役員さんへ実施しました。その際、地域の住民の方々へもお話をしていただくようお願いし、また要望があれば、現在も説明会を実施している状況です。

 また今回、市議会において附帯の議決をいただき、「住民への、より丁寧な説明を」と求められました。私たちとしましても郵便局の皆さんと一緒になって、今後、地域住民の皆さまへ説明をしていきたいと思っています。長いこと、今まで「出張所」というものがあり、それが無くなり不便になると思われますが、逆に、郵便局に業務を委託することで、地域にあるコミュニティセンターへも郵便局へも、両方に行くことができます。住民の方々にとっては、便利になると思っています。そのようなことも含め、今後各地域に出向き、説明をさせて頂きたいと思います。

  以上

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