11月12日、雲の間から青空がのぞく秋空の下、「栖本諏訪神社例大祭」が開催されました。
地域のあちらこちらで、獅子舞のドラや小太鼓の音、栖本太鼓踊りの小太鼓、笛、太鼓の音が響く朝がやってきたのは4年ぶり。
4年前は獅子が怖くて大きな声で泣いていた子どもたちが、「かっこいい!」と言って自ら近づいていくなど、時間の経過を感じる一幕も見られました。
伝統として残るお祭りや芸能は、沿道の人々の表情や各所に集まり奉納を見守る姿から地域の人々の根底に根付き、楽しみにしているものであることを再確認できる機会であったように感じられました。
11月11日(土曜日) お上り(御夜)
午後8時、栖本諏訪神社を出発し、提灯の明かりに先導される行列は、元諏訪神社に向かいました。
お上り開始
提灯の優しい光が揺れながら進みます
住宅の軒先に灯る明かり
11月12日(日曜日) お下り
午後1時、元諏訪神社を出発。人々が沿道や各お宮で行列の到着を待ちわびる中、市栖本支所前の馬場天満宮、栖本郵便局交差点付近の浜宮御旅所を経由し、栖本諏訪神社へ向かいました。
子ども神輿、鳥毛、獅子舞、神輿、栖本太鼓踊りが次々と出発。途中の浜宮御旅所では、稚児行列も加わり、小さな子どもたちも一緒に栖本諏訪神社を目指しました。
午後3時過ぎ、一行は栖本諏訪神社に到着。神事のあと、境内で立笠・台笠、栖本太鼓踊り、獅子舞の順に奉納され、4年ぶりの例大祭は幕を閉じました。
神幸行列
元諏訪神社を出発
地域を練り歩く行列
立笠・台笠(とったか・とこせい)
甚句の内容に会場からは笑いも
栖本太鼓踊り
栖本獅子舞