10月24日、「第1回倉岳町シニアカー乗り方教室」が倉岳体育館で開催され、地域住民20人が参加しました。
この催しは、倉岳町でタクシー事業者の廃業などもあり、シニアカーの利用率が高くなっていることから、シニアカーの安全な利用の推進と事故を未然に防止するため、町内の関係機関が連携し、町民を対象に開催したものです。(主催:倉岳まちづくり協議会、天草市社会福祉協議会倉岳支所、共催:天草市老人クラブ連合会倉岳支部他8団体)
開会後、天草警察署倉岳駐在所の大潮巡査部長から「天草署管内の交通事故死亡者数は県内最多となっている。これから暗くなるのも早くなるので、明るい服装の着用や、反射材・懐中電灯の利用など、事故に遭わないように注意してほしい」と話があり、天草地区交通安全協会の江浦講習員・濱﨑講習員からは、「シニアカーは歩行者の扱いとなる。道路の斜め横断は危険なため、最短距離である横断歩道を通行してほしい。また、車は思ったより早く近付いて来るので、渡り始めだけでなく渡っている途中でも左右の安全確認をしてほしい」と注意を呼びかけました。
その後、(株)スズキ自販熊本の鏡原さんと甲斐さんからシニアカーの正しい取り扱い方として、「シニアカーに乗る際は、乗った後にカギを入れるようにしてほしい。先にカギを入れて電源を入れてしまうと、シニアカーが動いて転倒してしまう場合がある」との説明があった後、2班に分かれてシニアカーの試乗実技(講師:(株)スズキ自販熊本)と、横断歩行シミュレーション体験(講師:熊本県警ひまわり隊)を行いました。
参加者の男性は「車に乗らなくなったから、今後シニアカーに乗ることもあると思い体験に来た。初めて乗ったが乗り心地も良かった。シニアカーのことをこれからも勉強して使用するか検討したい」と話していました。
最後に、天草市社会福祉協議会倉岳支所の小浦支所長から「今後もシニアカーの利用者は増えると思う。事故を防止するため、今後の継続した実施を検討していきたい」と講評がありました。
主催者あいさつ
交通情勢について説明
シニアカーの乗り方について説明
シニアカーの取り扱いについて説明
シニアカーの試乗実技
シニアカーは横断歩道を通行
飛び出し者にも注意!
横断歩行シュミレーション体験の説明
手を上げて渡る意思表示をします