11月5日、河浦町宮野河内で「女岳一周ウォーキング」が開催され、30人の参加者が約7キロの道のりを歩きました。
女岳は標高250mの梶木岳がそびえ、沖に鹿児島県の獅子島や長島の島々が点在する八代海に突き出た岬の地区名で、宮野河内の中でも特に風光明媚なところとして知られています。
参加者は、沿道に自生する花々や果実、眼前に広がる島々の風景を楽しみ、各要所で宮野河内に関するあれこれについて説明をうけながら歩きました。
当日朝、宮野河内地区コミュニティセンターに集合した参加者は、役員の案内で、宗徒様(じゅとさま)と呼ばれ、キリスト教信仰を禁じられた江戸時代に、役人によって処罰されたキリスト教信者を弔った供養塔や、県指定天然記念物である高さ3mにも成長するヘゴの自生地のほか、八代港へ寄港する大型客船(長さ約300mのクィーンエリザベス号や170m級のにっぽん丸)の航路が見渡せるポイントなどで、実物や写真を前に詳細な説明を受けました。
各ポイントでは、役員のほか、小学4年生の中村琉愛(なかむらるな)さんと中学1年生の濱本翔太(はまもとしょうた)さんも、大きな声で説明し、参加者から拍手が送られました。
中村さんは「けっこう楽しかった。機会があったら来年もやりたい」と意欲を見せていました。