熊本県が8年の歳月をかけて復元させた「天草大王」と、天草が国内養殖発祥の地である「車えび」を使ったフェア「#天草大王と車えび」が12月1日から令和6年2月29日まで開催されます。
フェアの開催に先立ち、11月30日にマスコミ発表会が開催されました。これまでは参加者を募り試食会として行われてきましたが、「天草大王と車えびの質の良さやおいしさの秘密をPRしてほしい」と、生産者を訪ねる形を企画した理由を実行委員会委員長の野﨑多喜子さん(天草海鮮蔵)が話しました。
ぷりっぷりの弾力と程よい甘みが特徴の車えびでは、志柿町にある海老の宮川の出荷現場を見学。同社の宮川貴光さんは「養殖に使う砂でえびの色やしま模様に違いが出る。酵素入りの餌に変えたことで、うまみ成分であるアミノ酸が従来の約1.5倍ほどに上昇し、甘みも増したと言ってもらえます」とこだわりを話してくれました。
弾力ある肉質とコクのある味わいが特徴の天草大王では、五和町の天草大王公元の養鶏場を見学。同社の冨山宏士さんは「防カビ・殺虫剤が使われておらず、抗生物質が入っていない餌を与えています。その分、病気にならないように規定されたスペースより広い環境で育て、ストレスがかからないように注意しています。自然な鳥が鳥本来の味だと思っているので、なるべく自然に近い形で飼育するのがこだわりです」と場内を案内してくれました。
生産者の想いとこだわりが詰まった天草大王と車えびをぜひご堪能ください。
詳細は、天草宝島観光協会のホームページ(外部リンク)をご覧ください。