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市民と市長の意見交換会 ~河浦地域まちづくり編~

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市民と市長の意見交換会 ~河浦地域まちづくり編

令和5年9月25日(月曜日)「市民と市長の意見交換会 ~河浦地域まちづくり編~」を開催しました。

この会は、市民の皆さんのご意見を市長が直接うかがい、天草の今と未来を考え、皆さんとともにより良いまちづくりを推進していくための意見交換会です。
※内容の一部を抜粋して掲載します。

出席者:河浦まちづくり協議会、学校関係14名(A~N)の皆さん

  • 河浦地域まちづくり


1 市長より説明

・第3次天草市総合計画(令和5年3月改定)について


2 河浦まちづくり協議会から説明

・河浦地域のまちづくりについて


3 意見交換

(まちづくり協議会 Iさん)
来年はクルーズ船が天草に停泊して観光客が﨑津集落を見学するということでいろいろと見て回ったが、桟橋の問題もあるし、トウヤから見るカケもどこを指定して見せたらいいのか。また、カケの歴史や住民にとっての重要さ、そういうものをどういうふうに説明していったらいいのか、説明をする場所もない状態である。


【馬場市長】
カケにつきましてはおっしゃるとおり、﨑津のみで教会が世界遺産になっているわけではなく、集落の営みや生活に関わるものが非常に大事なところですので、そこをしっかり説明し伝えられるように、そのような準備はしっかりやっていきたいと思います。


(まちづくり協議会 Lさん)
先程のカケの問題もそうだが、河浦では「ルイス・デ・アルメイダ上陸地跡」ということで、以前はそこを花いっぱい運動として近くの方たちが整備されていた。しかし、引っ越しをされたり亡くなられたりと、現在では管理も難しく荒れ放題になっている。でも、観光客の方は寄っていかれる。世界遺産として﨑津教会だけが焦点になっているが、私はアルメイダさんがそこに上陸されたという事実は変わらないと思うし、カケの問題にしてもそうだが、﨑津教会の「かくれ」というのが一番のメインになっていると思う。その「かくれ」というものがおろそかになっていると思えてならない。また、アルメイダさんの上陸地跡は個人の土地なので、個人の土地にそのまま大切なものが置かれているということもどうなのかと思う。少なくとも、景観は良くするように最低限の整備をお願いしたい。


【馬場市長】
今のご意見も含め、どういう整備をしていくのか、優先順位を含め検討させていただきたいと思います。


(まちづくり協議会 Aさん)
先ほどのまち協の説明の中で、北海道浦河町の話があったが、今回、中学校からも生徒たちが行かれたので少しお話いただきたい。


(学校関係者 Mさん)
8月22日から市から補助を頂き、北海道の浦河町へ行ってきた。浦河町はとても広い町で、天草市より3キロ四方程広い。ただ、人口は1万人少々なので、牧草地等が広がっている。先ほどまち協からの話にもあったが、天草からのみかんがとても喜ばれた。ただ、天草から浦河町に持ち込む輸送費として運賃の問題があり、どうにかなればいいなと浦河町の役場の人とも話をしてきた。「天草でのみかん狩りが嬉しかった」ともおしゃっていた。そういう交流を、物品的な物でも何かしたいというお話をされていて、双方での交流を願っておられるようだった。


(まちづくり協議会 Aさん)
今回、浦河町訪問に参加した中学生は、﨑津集落でのボランティアガイドをやっていて選ばれたと思うが、子どもたちの行事への参加について、小学校ではどのように考えているか。


(学校関係者 Nさん)
小学校では、地域の方から学校にチラシ等を持ってきていただき、いろいろなことに参加させてもらっている。子どもたちは本当に楽しんで参加している。地域の方には、授業の中で社会や総合学習の時間で先生として入っていただき、子どもたちに河浦町のいろいろな事を詳しく教えてもらっている。今日は、河浦町のそれぞれの地区で、いろんな工夫された行事や活動をされている報告を聞かせてもらい、参加してとても良かったと思っている。子どもたちも、自分の地域の行事は詳しく分かっていると思うが、他の地域の行事についてはどうなんだろうと思ったので、振興会の会長さんの協力を得るなどして、子どもたちみんなに「河浦にはこんなに素晴らしい行事や体験活動があるんだよ」と、保護者も含めて伝えられたらいいと思う。


(まちづくり協議会 Eさん)
市長の話にあった天草市での出生数の推移だが、河浦町を見て私もびっくりした。去年から一桁しか生まれていない。あと6年後、7年後にはその子たちが小学校に入学するが、そうすると複式学級になるのか。複式学級にならないよう、市が教職員を学校に充てるとか、そういうことは考えていないのか。それとも、例えば隣町の天草町と統合するとか、そういう考えなのか。


【馬場市長】
現在、天草市には国の基準では本来複式学級になる学校がありますが、そこには市独自の予算で教員を配置し、複式学級にならないようにしています。今のところ、それをできれば続けていきたいと思っていますが、これも議会に諮らなければけない案件ですので、随時協議をしていきたいと考えています。学校の統合という問題になると、これもまた簡単な話ではありませんので、今後もしっかりと教育委員さんや地域の皆さんと話をしていきたいと思います。
子どもたちがこの天草で生まれ、そして育ち、また子育て世代の方々が移住してくることによって、その地域を活性化させていかなければいけないと思っています。子育て支援策としてもこれからしっかり計画し、来年度の予算にきちんと盛り込めるよう取り組んでいるところです。これからの子育て支援策として、子どもたちを育てるのに、いかに適した場所にするのか。この天草は、絶対、子育てをするには適したところだと思っています。そういう意味での“天草づくり”をやっていきたいと思っています。そうした政策を実施していくうえでは、さまざまな課題や、削らなければならないところも出てきますので、皆さんにもご理解とご協力をいただきたいと思っています。
例えば、先日の議会で承認をいただきました出張所の業務委託に関してですが、今回の議会で住民の意見をしっかり聞いてほしいことなど反対意見はありましたが、結果としては賛成多数で可決をいただきました。令和6年の10月から出張所を廃止し、それまでの業務内容を出張所近くの郵便局に委託をするという形になります。この目的の一つは、業務を委託することにより、サービスを低下させることなくコストを削減し、効率化を図っていくこと。年間6,800万円ほどかかっていた経費を、約1千万円まで抑えるような取り組みになります。そのような年間経費の差がずっと続くことになれば、その分でいろいろな政策が実施できます。この業務委託については、当然郵便局の方々と一緒になって行っていく事業ですので、住民の方々にも今後しっかり説明をしていきます。
また先ほど、学校と地域のつながりや体験活動についてのお話がありました。実は今、この天草を子どもたちの体験学習の島にしようということで、天草小学校と天草中学校を体験学習のモデル校として、昨年と今年の2年間で研究に取り組んできました。11月にその成果の発表会を開き、来年度から全学校でできるような取り組みを進めていけないかと、今、教育委員会へも提案をしているところです。天草の子どもたちには、いざ災害の時、子どもたちが自分たちで考えて生きていけるような生きる力を、少しでもたくましく生きる力を持ってもらえるよう、この天草でできることは何でも体験させたいと思っています。そしてその子どもたちが天草を出ていった時、いろいろな体験をした子どもたちは天草の素晴らしさを知っていますので、確実にもう一回大人になって思い出します。天草がいいと帰ってくる子どももいるでしょうし、帰れなくても、天草を守っていくために外からでも天草のために何かしようと、天草の事を思って頑張ってくれる大人に育ってくれると確信をしています。


(まちづくり協議会 Aさん)
一次産業をどうしたらいいか。これはやはり特化して、一次産業でお金を増やせる方法を考えていかないと地域が疲弊してしまうと思っている。ぜひ、いろいろな産業政策を講じていただき、若者が天草に残り、後継者が増える対策を取っていただきたいと思う。


【馬場市長】
世界遺産である﨑津今富地区は、世界中から人を呼び寄せることができる、日本中から人を集めることができる、そういう非常に重要な場所です。この河浦をいろんな形で回ってもらい、河浦でできた物をたくさん買ってもらったり、食べたり泊まったりしてもらうようなことが重要だと思っています。
この河浦町でも「同志会」や「絆心会(きしんかい)」など、若い人たちも非常に頑張っていらっしゃいます。皆さんも一緒になって頑張っていただけると、いろいろなアイディアが出てくると思っています。本日頂きましたご意見を持ち帰り、生かしていきたいと思います。これからも宜しくお願いいたします。
本日は、大変ありがとうございました。

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