12月10日、有明町大浦地区で有明まちづくり協議会主催のフットパスイベントが行われ、町内外から30人が参加ました。
「フットパス」はイギリスが発祥で、森林や田園地帯、古い町並みなど、昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くことができる小道のことです。同協議会ではフットパスによるまちの魅力づくりに平成28年から取り組んでおり、町内7つの地区に11のコースがあります。
また、昨年度から有明小学校の地域貢献活動として小学生ガイドの養成に取り組んでおり、今回も有志の児童8人が約1カ月かけて準備し、案内に挑戦しました。
大浦地区には海コースと山コースがあり、今回は6.2kmの海コースを歩きました。地名に「浦」とあるように、大きな入り江に囲まれ、天草の玄関口として栄えた場所でもあります。
参加者は午前9時に大浦地区コミュニティセンターを出発すると、閻魔堂がある九品寺、大浦阿蘇神社などをめぐり、地域に伝わる昔話などの紹介を聞きながら歩きました。また、大浦港(大間崎港)では、昭和6年に三角間を結ぶ船が就航し、修学旅行や集団就職の人たちが旅立った思い出の場所であり、たくさんのお客さんでぎわっていたことも説明されました。
約3時間のコースを歩いてコミュニティセンターに戻ると、地域の皆さんによる手作りのおもてなしが準備されており、参加者の皆さんは、山菜おこわや煮物、有明名物タコステーキなど机いっぱいに並べられた料理に、感激したようすで心とおなかを満たしていました。
次回の有明フットパスは、2月に須子地区を予定しています。
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九品寺の閻魔さま | 江戸時代の塩田あと(右)と 塩釜神社(左奥) | 穏やかな海の風景 |
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有明小学校児童による ボランティアガイド | 有明名物タコステーキを準備 柔らかくておいしい♡ | 心づくしのおもてなしに 心もおなかもいっぱい! |