1月6日早朝、河浦町一町田八幡宮の100年を超える歴史ある伝統行事で、一年の無病息災を願う「寒詣」が行われました。
前日の雨もようやくあがろうとした午前5時50分、田代宮司が石段の頂上に立って朗々とほら貝を吹き鳴らすと、約30人の住民が石段を登って続々と境内へ集合。宮司が祝詞を唱え、参加者全員で八幡様へ祈りを捧げたのち、「ヨイサーヨイサー」の掛け声とともにこぶしを天に突き上げる「天突き体操」や船の櫓をこぐ動作を繰り返す「櫓こぎ体操」を行って体を温めました。
この寒詣に、毎年家族ぐるみで参加している下田仁(しもだひとし)さんは「正月早々国内では大変なことばかり起こっていますが、平穏な一年を送ることができますようにと思っています」と1年の抱負を述べていました。