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市民と市長の意見交換会 ~新和地域まちづくり編~

最終更新日:

 

市民と市長の意見交換会 ~新和地域まちづくり編

令和5年11月21日(火曜日)「市民と市長の意見交換会 ~新和地域まちづくり編~」を開催しました。

この会は、市民の皆さんのご意見を市長が直接うかがい、天草の今と未来を考え、皆さんとともにより良いまちづくりを推進していくための意見交換会です。
※内容の一部を抜粋して掲載します。


出席者:新和まちづくり協議会、学校関係者など18名(A~R)の皆さん

  • 新和地域まちづくり


1 市長から説明
・第3次天草市総合計画(令和5年3月改定)について


2 新和まちづくり協議会から説明
・新和地域のまちづくりについて


 意見交換

(まちづくり協議会 Aさん)
新和地域のまちづくりの取り組みについて説明を行ったが、そのことについて市長からのご意見を伺いたい。


【馬場市長】
スポーツ大会に530名の方々が集まったと聞き、大変驚きました。また楊貴妃祭りなど多くのイベントがあり、とても活発で地域の方の団結が強く、非常に熱い地域だと実感しました。
さらに、今年から天草酒造さんの焼酎用の芋を作るようになったと聞き、これもまたぜひ頑張っていただき、芋を高く買ってもらえるような取り組みを行っていってほしいと思います。それが地域の発展にもつながり、焼酎製造の裏側にあるストーリーが新和地域のPRにもなりますので、一緒に天草を盛り上げていってほしいと思います。


(まちづくり協議会 Eさん)
旧大宮地小学校の校舎と体育館については、解体して更地にするという話が急に出てきて非常にびっくりしている。今、体育館はミニバレーの練習等に月2回ほど使用し、毎年地区の球技大会も開催している。また、旧校舎の一部は、地区の若い人たちが竹灯籠の作成場所として利用している。この若い方たちは、はまぼう群生地に竹灯籠のイルミネーションを設置するなど、新和町のために頑張っている。
解体は仕方がないと思うが、竹灯籠の制作場所等を検討していただきたい。また体育館に併設しているトイレも、そのまま利用できるようにしていただきたい。


【新和支所長】
昨年、天草市公共施設等総合管理計画の策定にあたり、各地区を回り説明を行ってきました。大宮地地区の体育館につきましては、令和7年度に廃止する予定となっています。旧校舎は今すぐに解体するということではありませんので、それまでは竹灯籠制作場所として引き続き活用していただいて構いません。またトイレにつきましては、グラウンドは地区に無償で貸し付ける方針となっていますので、グラウンド用のトイレとして活用していただければと思います。トイレの解体予定は、今のところありません。


(まちづくり協議会 Nさん)
まちづくり計画にある 観光の振興方策について、「新和みどりの村」は新和町の観光の目玉であるが、みどりの村のPRのため、新和まちづくり協議会の主催でウォークラリー等を実施してみてはどうかと思っている。
今後、みどりの村を観光施設として再開発すべきであると考えるが、どう考えられているか。


【馬場市長】
ウォークラリーについては、まちづくり協議会などで検討して、進めていっていただければと思います。
みどりの村の再開発については、民間から問い合わせがあっています。地域のご理解等も必要となりますので、ぜひ、新和町としてどうしていきたいかを検討していただきたいと思います。民間で行った方がいいのか、地元でどうにかしていくのか、その方向性を検討していただければと思います。


(まちづくり協議会 Bさん)
先ほど出張所の廃止の話があったが、私たちの地区は高齢化率も67%を超えているため、出張所のサービスを郵便局に移行するということで安心している。地区には、金融機関が郵便局しかないので、利用率があがることで郵便局としても良かったのではないかと思う。しかし、今後郵便局への業務委託が無くなるということはないのか。


【馬場市長】
郵便局へ委託することとなった理由に、「地域から郵便局を無くすわけにはいかない」ということが1つあります。行政と郵便局がタッグを組むことで、地域に郵便局を残す大きな目的になります。書類の交付だけでなく、いろいろな相談業務も引き受けてもらえるようになります。このような事例は全国でも珍しいことであり、この業務委託をやめるということは考えておりませんので、安心していただきたいと思います。


(まちづくり協議会 Cさん)
コロナ禍で、3年ぶりに虫追い祭りを開催することができた。
また、まちづくり協議会では4年ぶりに敬老会を開催することができ、皆さん大変喜ばれていた。今後も市職員の振興会活動への支援等をよろしくお願いしたい。


【馬場市長】
市としても、しっかり支援していきたいと思っています。


(まちづくり協議会 Qさん)
知人から給食費の無償化についてご意見をいただいたが、これも少子化対策の一環になるのではないか。


【馬場市長】
給食費の無償化については、市議会でも質問が出されました。私の意見としましては、給食費の無償化は国で、全国的に行うべきではないかと思っています。市で無償化を行おうとすると、3億5千万円ぐらいかかる試算が出ています。そのお金を給食の無償化ではなく、もっと皆さんの声を聞きながら、他の少子化対策、子育て支援策に使うことができないかと協議を行っているところです。
この場で「給食費の無償化をします」ということは言えませんが、子どもたちのために思い切った少子化対策、子育て支援策に取り組んでいきたいと思っています。


(まちづくり協議会 Gさん)
天草に大学の誘致を計画されていると聞いていたが、その後はどうなったのか。


【馬場市長】
私の選挙公約の中に、大学の誘致を掲げさせていただきました。しかし、公約の実現を進めていく中で大きく変わったこととして、国が“新設の大学を認めない”ということを決定されました。しかし、“大学のキャンパスを地方に拠点として構えることは可能”ということでしたので、それに向けてさまざまな大学と連携協定を結びながら模索している状況です。また大学からは、「天草は魅力的で可能性のある場所」との言葉もいただいていますので、何らかの形で、この天草に学びの場を作りたいと思っています。
今連携を図っている京都芸術大学などは、通信教育だけで卒業することができますので、天草でも紹介していきたいと思っています。


(まちづくり協議会 Mさん)
新和町の学校運営協議会の委員として活動をしており、授業の支援なども行っているが、活動にお金がかからないようにしている。しかしこれからは、協議会の運営に予算を付けられないものかと思っている。地域と一緒に使える共同活動費のようなものがあれば、より充実した活動ができるのではないか。


【馬場市長】
今後、小・中学校で「体験学習による島づくり」の授業を計画しており、ある程度の予算は計上していく予定です。しかし同時に、各地域にはふるさと納税で寄せられたふるさと応援交付金がありますので、そのような予算も活用していただければと思います。


(まちづくり協議会 Jさん)
市内の小児科については、旧本渡市内でも毎週、休日に病院が開いているわけではなく、当番日によっては牛深や松島町、苓北町まで行かなければならない。旧本渡市内に毎回、休日に1軒だけでも小児科を開けることはできないのか。


【総合政策部長】
休日当番医については、天草郡市医師会で休日当番医の予定を組まれて行われています。しかし、小児科そのものが少なくなっており、毎回小児科が当番医になっているとは限りません。天草郡市医師会と十分に協議をしながら進めていく必要があると思っています。


【馬場市長】
小児科の医師については、全国的に見ても少なくなっている状況です。天草圏域全体でカバーしていく必要があり、今後、天草郡市医師会と協議をしながら検討していかなければならないと考えています。


(まちづくり協議会 Pさん)
新和町社会体育協会では、元プロ野球選手の山中浩史氏と一緒に、数年にわたって社会貢献活動に取り組んでいる。まず始めたのがソフトボール大会で、今年で5回目を迎える。また、野球教室の開催や、「天草から甲子園に」という思いで天草工業高校にボールを贈呈している。他にも、2年前から、天草でプロ野球選手の自主トレができないか企画し実施してきた。このような実績をまちづくり協議会に認めていただき、ふるさと応援交付金を活用して、今回新和支所に展示ブースを設けることができた。
また、新和町にはもう一人、陸上関係で唯一のオリンピアン、浦田春生氏がおられる。天草には陸上の実業団がたびたび合宿に来られている。中田までの県道を使って練習をされているが、県道を使うことでいろいろな問題が発生しているということで、県道を利用せずに新和町にある市道を利用したコースの設定を計画している。トラックはあましんスタジアムで、ロードは新和町でのコースをまちづくり協議会にも提案しているところである。スポーツコミッションと共同で取り組んでいきたいと考えている。


【馬場市長】
すばらしい計画だと思います。具体的に、どのような整備をすればもっと良くなるのか、何か案はありますか。


(まちづくり協議会 Pさん)
例えば、本渡からや中田から走るのに、キロごとの表示ができればと思う。


【馬場市長】
今後も具体的な案があれば、ぜひ教えていただき、できるところから整備していければと思います。


(まちづくり協議会 Pさん)
こういうことにもふるさと応援交付金が活用できればと思うし、市には、「ロードは新和である」というブランディングをしていただければと思う。


【馬場市長】
安心して走れるロードがあるということであれば、それはPRしていきたいと思います。


(まちづくり協議会 Lさん)
新和小学校の校舎は築47年になる。かなり傷んでいるところもある。また、校舎の周りには木々もたくさんあり、剪定などの費用もかさむので、予算措置をお願いしたい。


(学校関係者 Pさん)
新和町の子どもたちは、地域で育てられていると感じる。子どもたちは新和町を「自然がいっぱいあって、人がいい」と感じている。学校でも地域に学び、地域に貢献する子どもを育てるということを教育の柱としていきたい。将来、地元に戻ってきて新和町を支えられるような人材を育てられればと感じた。


(まちづくり協議会 Aさん)
付け加えると、新和の小・中学生にはまちづくりにも大いにお手伝いをいただいている。はまぼうの竹灯籠の制作や、先日の楊貴妃祭りの運営にも協力いただき、子どもたちの力が大きな戦力となっている。


【馬場市長】
子どもたちは、大学に進学する時は(中には高校から)どうしても天草を離れなければなりません。若い時期にはやはり外(天草の外)に出たい、外で学びたいという意欲がありますので、大学へ行くとなると一度天草を出て行ってしまいます。しかし、天草のことは大好きであり、天草に何らかの貢献をしたいという気持ちも持っていると感じています。そのような気持ちを育てるうえでは、地域での活動や職業体験などが大事であり、この地域で何ができるのかを考えさせることも重要であると思っています。


(まちづくり協議会 Aさん)
TSMCの事業進出により県北、県央の方は発展して充実していくのではないかと思うが、天草市はどのような考えを持って地域振興に結び付けていこうと考えているのか。


【馬場市長】
市でも企業誘致を進めているところであり、私が市長になってから、現在17社に進出していただいています。主にIT関係の企業誘致を進めており、企業が地方に人材を求めていることと、都会より地方で仕事をしたいという人が増えている状況もあるので、ライフスタイルの提案をしながら企業誘致を進めています。
天草は自然豊かで、これほどお金に換えられない、価値のある場所はないと思っています。世界中の人たちが天草を目指して来るような場所にしたい。そのために、天草という価値を上げていくための取り組みを行っていきたいと考えています。天草に行きたい、天草を選んでもらえるような場所にしていきたいと思っています。


【市長あいさつ】
本日は長時間、ありがとうございました。またご意見もたくさん出していただき、ありがとうございました。一つずつ、しっかり解決する努力をしていきたいと思います。
皆さんから活発な意見が出されるということは、それだけまちづくりに対し取り組んでいただいている証拠だと思っています。私たちもそれに応えられるよう、頑張っていきたいと思います。どうかこれからも、宜しくお願い致します。

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