天草市におけるDXの取り組み 最終更新日:2024年2月7日 印刷 天草市の目指すビジョン 天草市ではデジタル・トランスフォーメーション推進方針に「天草市が目指すビジョン」として次の3つを示しています。<天草市の目指すビジョン> 市 民 便利さを実感できる市民サービスの向上のためのDXいつでもどこからでも行政手続が可能になるなど、便利さを実感できるDXを推進します。 行 政 挑み続ける行政経営のためのDX行政見出しタイトル事務のデジタル化を推進し、あらゆる変化に対応する効率的かつ効果的な行政運営を目指します。地 域 地域課題の解決とつながり稼げるまちづくりのためのDXデジタル技術を活用し、地域の課題解決やさまざまな産業がつながり、心豊かなデジタル社会の実現を目指します。 3つのビジョンを実現するためには、デジタルの力を活用して行政サービスの効率化および地方の社会課題解決に向けた取組を加速化・深化させることが必要です。 このことから、民間事業者が有する知見および技術を活用し、市民の利便性向上、業務の効率化および地域課題の解消に寄与する取組モデルの企画、導入・運用等による費用対効果や課題の検証を行い、事業化に繋げるとともに成功例をもって横展開を図ることを目的に、天草市のDX推進業務委託を実施しています。天草市のDX推進業務委託<実施事業概要> 実施事業 天草市のDX推進事業 実施形態 業務委託(4業務) 実施期間 令和5年8月10日~令和6年2月9日 実施内容(1)ローコード基盤を利用したシステム構築実証事業業務概要・ローコード基盤業務改善アプリ「kintone」を活用したDX推進を行う・10を超えるExcelを利用し、重複する業務および提出された資料の転記作業など単純業務が発生していたものについてシステムを構築 等課 題(現状)・紙やExcel管理、画像ファイル等複数のツールに情報が分散されている・外部および各課とのやり取りが、メールや紙など複数のツールで行われている 等目 的・管理すべき情報の一元化(分かりやすい情報管理)・オンライン申請と庁内業務のシームレス連携・単純作業の洗い出しおよび業務の効率化 等(2)自動議事録ツール製作実証事業業務概要・スタンドアロンのパソコンで稼働する議事録作成ツールの構築・方言データの解読可能性の調査 等課 題(現状)・議事録コストの発生・方言による情報認識の齟齬・議事録作成時のセキュリティの確保 等目 的・議事録作成の自動化によるコストの削減・方言にとらわれない情報共有の実現・会議録作成時のセキュリティの確保 等(3)生成AIによる児童扶養手当認定支援実証事業業務概要・生成AIの業務活用に向けた知見の獲得・行政事務効率化における生成AIの有効性検証 等課 題(現状)・公平・公正な認定・認定に要する時間の短縮・職員の負荷増大と業務の属人化 等目 的・生成AIとの対話を通して、職員に気づきをもたらし、考慮漏れのない適切な認定・関連情報の検索時間の短縮と論点整理を行い、認定期間の短縮 等(4)EBPM実証事業業務概要・天草市固有のデータに基づいた 事務事業に係る現状分析や目標の設定 等課 題(現状)・KKZ(勘・経験・前例)に基づく財政運営・EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メーキング。証拠に基づく政策立案)の取り組みの不足 等目 的・天草市固有のデータを基にした的確な原因の分析および同データに基づく政策の有効性の向上並びに行政事務の効率化・データに基づく現状分析・目標設定による有効性測定や優先度判断の適切な実施 等