2月6日、有明町島子地区振興会自主防災部会で、熊本県危機管理防災課の自主防災組織活動支援員である川本収三さんを講師に「災害発生の恐れとクマモトタイムラインの活用」と題した講演がありました。
自主防災部会は、11ある区の区長と民生委員で組織され、この日は20人が参加。大規模災害が場所を問わず頻発している昨今、市では地区振興会に避難所の運営を委託する試みが行われていることなどもあり、災害時も「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識を高めたいと企画されたものです。
講座では、近年の豪雨災害や先月発生した能登半島地震の被害の状況から、日本は世界有数の地震国であること、地球環境の変化により災害はいつ自分たちの身に起きるとも分からないため「わがこと意識」をもって備えてほしいと話されました。
また、災害時には「住んでいる地域の危険性が分からない・避難するタイミングが分からない・避難する場所と経路が分からない」の「3つのない」が避難を遅れさせるとして、冷静に避難するためには前もって危険を確認し、【どこに、だれと、どのように逃げるか】をマイタイムラインを活用して準備してほしいと呼びかけられました。
参加者はハザードマップで危険を確認しながらマイタイムラインを作成。どのように行動すべきかを周りの人と熱心に話し合い、防災意識を高めていました。