2月9日、有明中学校で郷土料理教室が行われ、3年生21人と食生活改善推進員13人(以下、食改さん)が参加しました。
地域の食文化についての関心と理解を深め、調理についての基礎的な知識と技術を習得することを目的に例年実施されてきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により4年ぶりの開催となりました。
この日のメニューは「たこ飯」「押し包丁」「がねあげ」の3品。
はじめにそれぞれの料理について食改さん代表の洲﨑さんから説明がありました。
「がねあげ」の「がね」は方言でかにを意味し、揚げた形がかにの足に似ていることが名前の由来となっていることや、田が少ない天草で、さつまいもは人々の生活を助けてきたことなどが話されました。
また、たこ飯は各地で食べられるが、干しだこを使うことや、干しだこを戻しただし汁に細かく切ったにんじんやひじきなどを入れて具を作り、混ぜご飯にするのは有明だけといった説明があり、「郷土料理はその地域の歴史と暮らしそのもの。有明を巣立ってもふるさとの味を思い出してほしい」と語り掛けました。
説明後、班に分かれて調理開始。干しだこは戻しても硬く切りにくいようで、苦戦しているようすでした。
食改さんに「こらふとか!!まちっとこも切らんば~!!」と愛情いっぱいの指導を受けながら協力して料理を完成させ、試食ではおいしい笑顔があふれました。
食改さんとの顔合わせ
慣れない包丁も練習、練習!
栄養満点のたこ飯の具
揚げたてを味見
- おいしく出来上がりました
お気に入りは「がねあげ」うまーい!