2月29日、河浦小学校5年生の児童20人が、授業の一環で宮野河内地区を訪れ、この地域に存在する県指定天然記念物や産業、お祭りなどの郷土に根付いた文化などについて学びました。
まずは宮野河内地区コミュニティセンターで、宮野河内地区振興会 橋口会長から歓迎のあいさつを受けた後、宮野河内で発見され同地区コミュニティセンターに常設展示されている県指定天然記念物「貨幣石」や、宮野河内女岳に自生する高さ3m以上に成長する「ヘゴ」について市の鵜飼学芸員から詳細な説明を受けました。
次に雑節(イワシ、サバが原料)加工場へ移動。加工場を経営する杉元水産社長から、出荷までの一連の工程について工場内を見学しながら話を聞きました。
最後に、上平地区自治公民館で同地区の伝統行事、上平八幡宮例大祭に若いころから関わってこられた上原さんから、伝統行事継承の大切さとその歴史を教わり、さらに上原さんの本業であるデコポンをはじめとした柑橘類生産のノウハウや、特産品デコポン生産にかける想いについて語っていただきました。
宮野河内地区の児童がいない5年生20人は、見ること聞くことはじめてのことばかり。皆目を輝かせて真剣に聞き入り、「宮野河内のことをよく知ることができて良かった」と感想を述べていました。