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市民と市長の意見交換会 ~牛深地域まちづくり編~

最終更新日:

 

市民と市長の意見交換会 ~牛深地域まちづくり編

令和6年1月30日(火曜日)「市民と市長の意見交換会 ~牛深地域まちづくり編~」を開催しました。

この会は、市民の皆さんのご意見を市長が直接うかがい、天草の今と未来を考え、皆さんとともにより良いまちづくりを推進していくための意見交換会です。
※内容の一部を抜粋して掲載します。


出席者:牛深まちづくり協議会、学校関係者など16名(A~P)の皆さん

  • 牛深地域まちづくり編


1 市長から説明
・第3次天草市総合計画(令和5年3月改定)について
・海業の取り組みについて
  令和5年3月牛深港周辺地域活性化構想の策定
   (1)牛深港周辺地域(旧漁協周辺)の再開発
   (2)うしぶか海彩館のリニューアル
   (3)うしぶか公園・遠見山公園の魅力開発・鬼塚埋立地の整備
   (4)街並みの整備

2 牛深まちづくり協議会から説明

・牛深地域のまちづくりについて


 意見交換

(まちづくり協議会 Lさん)
「海業振興モデル事業」が実現するために、現在どれくらいまで話が進んでいるのか教えていただきたい。


【牛深支所長】
海業の進捗状況ですが、昨年10月末に第2回牛深漁港海業振興モデル事業推進協議会で事業計画の骨子がまとめられましたので、これを基に、今年度の3月上旬までには事業計画をまとめる予定です。その事業計画を基に、来年度、議会の承認を経て基本計画を作っていくことになります。


(まちづくり協議会 Kさん)
牛深の観光資源として「ハイヤ祭り」は一番であるが、牛深の歴史や自然など、そういう部分がまだまだ発掘できてないのではないかという気がする。魚貫町の炭鉱跡や牛深町の烏帽子抗跡、行商のおばちゃん、「めごいなさん」など、天草にしかない、天草にあるものを伝えていくことがやはり大切なのではないかなと思う。その掘り起こしをしていけたらと思っているので、ご助力、助言などをいただきたい。


(まちづくり協議会 Aさん)
例えば、「こういった事業をしたい、立ち上げたい」というような、自分たちの中でそのようなチームを作って、何かに取り掛かっていこう、というような動きはあるのか。


(まちづくり協議会 Kさん)
 今のところは、「釣り」も視野に入れ、観光部分として何かできないかと考えている。また、前年度から牛深の海に魅力を感じて移住されたスキューバダイビング事業の人がいらっしゃるので、ホームページの充実や、その人たちにしかできない事業などがあれば、一緒に行うなどしていきたいと思っている。


【馬場市長】
確かに「ハイヤ」は牛深の一番の宝だと思いますが、他にもたくさんの宝があります。また、おっしゃるように、さまざまな方が釣りなどでもこの牛深にいらっしゃっています。その人たちが、どうしたらもっと来ていただけるのか、宿泊してもらえるのか、また釣った魚をどうするのかなど、もっとこの牛深の魅力に気付いてもらい、滞在してもらえるようにしていかなければならないと思っています。
また、牛深にも海に関する事業者の方が多くいらっしゃいますが、「つながる」という部分では、そういう事業者の方々との「横のつながり」がこれからのカギになると思っています。例えば、牛深に来られた方々が、スキューバダイビングや釣りなどをしたり、歴史を学んだり、ハイヤを踊ったり、また何よりも「食」を楽しんでもらうなど、そのような体験を1泊2日、2泊3日かけて堪能していただけるような、そういう魅力作り、コース作りをしっかりやっていかなければならないと思っています。
あと、今ありました「めごいなさん」や観光の話なども、小学校や中学校で行う「体験学習の島づくり」の中で学校と地域が一緒になって、そういう牛深の魅力を掘り起こしていただいて、子どもたちに知ってもらい、研究してもらえたらと思います。そういう機会をどんどん作っていきたいと思うのですが、そのためには、学校と子どもたちだけではなく、地域や事業者の方々、そしてその分野に詳しい方々も協力していただかないとできないことでもあります。ぜひ、一緒にやっていただければと思います。


(まちづくり協議会 Kさん)
他にも、「ガチャガチャ」を設置して、子どもたちに牛深の魅力等を伝えるような案が少し進んでいる。例えばガチャガチャにスキューバの情報や飲食業の情報などを入れ、子どもたちが回して開けるとプレゼントがあり、付属としてパンフレットのようなものを入れ、その情報をもとに足を運んでもらえるような仕組みを考えているところ。それも横のつながりになるのではないかと思っている。まだ、実際に実施できていないが、これから進めていく予定。


【馬場市長】
例えば、出てきたものを持ってお店に行き、行った店では払ったお金以上の価値があるようなものを何かプレゼントするとか、体験で割引するとか、何かそういった「旅のサプライズ」などがあってもいいのかなと思いました。ぜひ、皆さんで話し合って、いろいろなアイデアをやっていただければ、また新しい旅の形になるかもしれませんので、頑張っていただきたいと思います。


(学校関係者 Oさん)
本校では3年次に「個人研究」という形で、総合的な探究の時間を行っている。シーグラス等を使ったキーホルダーや、オブジェなどを製作し、完成した段階で終わっているところ。これを、例えば、海彩館で販売したり、今のガチャガチャのお話のように、作ったものを中に入れたりとかできると、生徒たちの探求心がより深まっていく。さらには、牛深の、何か名物になるような取り組みができたらと思っている。
併せて、本年度は「牛深まちあるきロゲイニング」を初めて実施したが、商工会議所や商店街の組合の方々に大変なご協力をいただき、人数こそ少なくはあったが、大変喜んでいただいたイベントとなった。本校としては、これを今後も続けていきたいと考えている。そしてゆくゆくは、例えば「11月の第2週目は牛深でロゲイニングに参加してみようか」というように、県内外から来ていただけるようなものにできないかと考えている。
これから、高校と地域の皆さんとの「横のつながり」をぜひ持たせていただければと思う。例えば、ロゲイニングイベントのときは、別イベントが隣会場で催されていたり、マルシェが開かれているなど、そういうふうに大きくなっていければと思っているので、今後ともよろしくお願いしたい。


(学校関係者 Nさん)
ロゲイニングについては、今年度初めて取り組ませていただいたが、このアイデアは、天草宝島起業塾の高校生コースで、本校の2年生のグループが発表したもの。これが最優秀賞をいただき、実現化してみようということで、市からも協力をいただき開催することができた。
ただ、一つ課題だと思っていることは、学校の教育活動の中では利益をあげることができない。このロゲイニングについても、本来ならば参加者1グループ1,000円などの参加費をいただいて、もっと利益が出るようなイベントにもできるのではないかと思うが、もともと私たちには原資がないので、その中でどういうふうに回していこうかと考えた。市からの援助でのぼり旗を作ることはできたが、私たちが単独でやっていこうとすると、運営母体としては手かせ足かせがかなりある。なので、こういったイベントを、主となって実施する団体等が別にあって、私たちがそのお手伝いをするという形になると、もっと大きなイベントとして、取り組むことができるのではないかと思う。
先ほどもあった「つながって」という部分では、産業などの業界の中で、学校や教育といった部分も加えて一緒にやっていただける人がいたら、もっと大きなことができるのではないかと思うので、ぜひお願いしたい。
ハイヤについては、本校の郷土芸能部が昨年7月に全国高等学校総合文化祭に出場し、9月にはアメリカにも行かせていただいた。これについては、物販や寄付金など、市民の皆さんから多大なご支援をいただき大変感謝している。昨年の12月に全国大会の予選会があり、そこでも代表権を得ることができたので、今年の夏は岐阜県の土岐市で全国総合文祭に出演することが決まっている。このように、地域の方々とつながりながら、学校の教育活動もできているので、今後ともいろいろな部分でつながっていきたいと思っている。
また、本校の現在の全生徒数は116名。地域の子どもたちがどんどん減っていっている状況の中で、頑張って活動を行っている。地域の子どもたち全員が牛深高校に進学するということは難しいと思うが、半分ぐらいはこの高校に来ていただけるような学校作りをしていかなくてはならないと思っている。この牛深という地域は非常に魅力的なところなので、本校に来ていただけるための組織作り、枠組み作りを考えていく必要があると思っている。建物や寮を造る、ということはなかなか難しい問題なので、どうすれば他の地域から子どもたちを迎え入れることができるか、ということをいろいろと考えている。またご相談をさせていただきたい。


【馬場市長】
全国大会出場、おめでとうございます。素晴らしい。
ロゲイニングにつきましては、先生からお話がありましたように、天草宝島起業塾でグランプリをとられ、本当に素晴らしいアイデアでとても良かったと思っています。
ただ、先ほど「そこでお金を取ることができな」いという話がありました。であれば、例えば、メインの企画部分を高校生に考えていただき、そしてまちづくり協議会や地区振興会の皆さんと一緒に、実行委員会として、そのスタッフや企画班となりやっていくことはできると思います。そこで出た収入については、その団体で運営してもらえればと思います。


(まちづくり協議会 Aさん)
市内の他の高校でも、生徒たちで作ったものを売っていると聞いているので、いろいろな活動の仕方は、また考えていけばできるのではないかと思う。私も牛深高校出身なので、自分の後輩たちには頑張ってほしい。
今年度、牛深観光パンフレットを作成してくれたが、内容については見直すべきところもあった。これは、私たちまちづくり協議会と高校の、横のつながりが足りなかったという私たちの反省点でもある。
やはり、「高校とまちづくり」「高校と地区振興会」といった、高校と何かをコーディネートするような関わりをもっとやっていくことが必要ではないかと思った。ただ私たちは、高校生の自主性に任せるというところに重点を置いているので、私たちがあれこれと言わない方がいいと思っている。生徒たちが企画し、きちんとやっていることを見守り、その横にいてつながりながら、「ここはこうした方がいいんじゃないかな」といったことが言えればと思うので、今後ももう少しつながりを強くしていきたい。


(学校関係者 Nさん)
ご意見、ありがたい。確かに、改良点もまだまだある。
例えば、牛高ラーメン店。ハイヤ祭りのときには、材料代を支援いただいて、無料で配らせていただき、秋には一杯500円の数量限定で販売したが、地元の雑節や、いろいろな材料を使ったものとして、もっと地域の人たちに認知してもらうためには、さらにブラッシュアップしないといけないと思っている。
子どもたちは頑張っているが、まだまだ不十分な点もあり、またそれを、私たちが十分にチェック、指導ができていなかった部分もあると思っている。今後、いろいろな企画などについても、コーディネートをしてくださるような立場の方がいらっしゃれば、少しずつ反省点は解消されていくのではないかと思っている。まだまだ、高校生たちに頑張らせたいと思っているので、どんどんご意見をいただきたい。


【馬場市長】
先ほど「個人研究」と言われましたが、生徒たち個人個人が、まず何か企画して、こういうことをやりたいと言ってやり始めるのでしょうか。


(学校関係者 Pさん)
本校では3年生で「個人研究」を行っており、今年は特に「地域貢献をしよう」という大きなテーマのもと、“自分の興味関心とその地域の課題を掛け合わせて何かできることはないか”という研究テーマを設定している。
昨年2年生のときに行った研究を引き続き深めたいということから、そのテーマを引き継いだ生徒もいれば、今年度新たに自分自身が1人でちょっと頑張ってやってみたいということでテーマを掲げて活動している生徒もいる。


【馬場市長】
1人でできること、グループでしかできないことなどいろいろあると思います。個人の発想ももちろん大事ですが、高校生たちにぜひ頑張ってほしい、学んでほしいと思うことは、“仲間と一緒に何かを作り上げていく”“第三者と一緒に関わって作っていく”ということです。
この世の中、「絶対に1人ではできない」ということが、やはりあります。そういう時、自分の思いをしっかり持ち、それを他者にきちんと説明し伝えることによって協力者が生まれ、そしてその思いをさらに磨き上げていくことができると、自信にもつながり、その子の成長にもなると思います。しかし、子どもたちもたくさんいますので、いろいろなプロジェクトがあったとき、「地域の誰と、どのようにつながっていけばいいのか」など、先生たちにも分からないことがあると思います。ですので、地域もそこに協力をしていかなければいけない、またその窓口について、市でしっかりとやっていかなければならないと思っています。
高校生の皆さんが地域づくりの人たちとつながりたいと思うとき、「こういうことを考えているのですが、ちょっと聞いてほしい」と言っていただければ、市からも学校に行って子どもたちの話を聞き、“誰とつなげばいいか”など提案をしていければと思います。


【牛深支所長】
今年度から、まちづくり協議会で牛深高校と関わりを持たせてもらっています。事務局を市の職員がやっていますので、コーディネーター的な役割も果たせると思います。何かありましたら、お話を聞かせてもらえればと思っています。また、私も学校運営委員の1人ですので、いろいろな困りごとなどお話いただければ、一緒に考えていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。


【馬場市長】
子どもたちのために、私たちもしっかりやっていきたいと思います。
高校と地域が連携してやっていけば、いろいろなことが実現できるだろうと思っています。よろしくお願いします。
ハイヤ大橋のライトアップでは、フィルム貼りなども高校生の皆さんがしていただいているということですので、本当に感謝しています。
高校生が活動していく中で、先生たちだけに任せて、先生たちが「もうできない」とならないようにしていかなくてはいけないと思っていますので、そこはきちんと、市や地域の皆さん方がサポートされますので、先生方もぜひご相談していただければと思います。


(まちづくり協議会 Aさん)
小学校・中学校は割と、「今日は芋堀りをしよう」とか、「明日は竹馬を作ろう」とか、地元の人や地区振興会の方々がそれぞれ協力を申し出られて、積極的に参加されているが、高校となると“ちょっとハードルが高いかな”と、皆さんも二の足を踏んでおられるようなところがあると思う。だから私たちも、この探究活動というものを令和5年度で始めたことから、牛深高校ともつながりが強力になってきているので、これをこのまま継続し、より良い活動になっていくようにしなければならないと思っている。皆さん、ご協力をどうぞよろしくお願いしたい。


(まちづくり協議会 Iさん)
先ほど「海業」の取り組みについて説明があり、私もその事業に関与しているが、海業という言葉を初めて聞いた方もおられると思う。「今はもう漁業者が減っていっているような状態で、こういう事業に着手しなくてはいけないのだろうか」と、私も最初は悩んだ。そして、「熊本から3時間かけて、人が来てくれるのか」とも悩んだ。しかし、今、市長が「交流施設を造る。一緒になってする」ということを言われたので、心強さを感じた。
私が一番懸念することは、今言った「車で3時間かかってここに来るだろうか」ということ。しかし、先週、ある市に視察に行った際、そこの副市長が「3時間かかって来るのなら、宿泊施設があれば1泊2日とか、そういうことができるんじゃないですか」と言われた。“なるほどな”と思ったが、今のところ牛深には宿泊施設がないので、宿泊施設の誘致も考えていただきたいと思う。また、交流施設の内容などを今年の3月までにまとめていかなくてはいけないのだが、はっきり言って「資金」が要る。県とも相談をしながら、計画を完成していきたいと思っているので、市の力強い応援をお願いしたい。
この「海業」については、現在、この牛深が全国で12のモデル地区の1つに選ばれているが、これを今から500カ所つくるという話も聞いている。そうなると、500カ所と競争していかなくてはならない。そのためには、何か強い、アピールする材料がなくてはいけないのではないかと思っている。一応、この計画を3月までに作って水産庁に出すので、皆さんにも、こういう「海業」というものがあるということを知っていただき、牛深の人たちがみんなで一緒になって考えていただければと、広く意見を求めているので、そういう人がいらっしゃったら市に連絡していただきたい。


【馬場市長】
「牛深」というより、天草自体が「遠い」と言われますが、遠くから旅行に来られる人たちにとっては、距離は関係ないと思っています。遠いところにわざわざ行くのですから。
おっしゃるように、宿泊の問題等もありますので、ここは当然ホテルの誘致等についても努力はしますが、まずは「今できること」、例えば、牛深らしい地域作りといったものがまずは大事だと思っています。資産資源はたくさんありますので、それをしっかり磨き上げていくことが大事。
あと、「12カ所から500カ所に広げる」という話もありましたが、これも国として考えていることで、まずはモデル地区を作って、それから全国に広げてくという話です。
しかし何事も、一番最初にした人たちが強いと思っています。その後はずっと真似をしていくだけになり、逆に言うと、それを作ったら終わりではなく、どんどん先に進化していかなくてはいけません。そこに活力が生まれ、まちの楽しさ、面白さというものが生まれてきます。「観光」というものは、そういう進化をしていくことだと思っています。もちろん、昔の大事なものや昔からずっと引き継がれてきたもの、これらを大事にしながら、しっかり磨き上げていくことと同時に、変化や進化も併せてやっていくということが必要ではないかと思います。その時代時代で変わっていきますので、しっかり考えていきたいと思いますし、私もそういう素地を作って、次の世代にバトンタッチをしていきたいと思っています。
交流施設の一つということで、図書館を造りたいと先ほど申し上げました。これは何のためかというと、「文化」がないところに人は育たちません。そして人も住みません。私が市長になって最初に牛深に来たとき、図書館を見に行き、その狭さに正直、ショックを受けました。「図書館」というところは、本を読むだけの場所ではありません。そこでさまざまな人と交流をしたり、そこで新たなものを発見して知識を得たりする場所でもあると思っています。図書館を、子どもたちや高齢者の人たちの「交流施設」として、また(近年特に牛深に増えている)外国人の方々が、この日本に、天草に来てくれたとき、「ずっと居たい」と思ってもらえるような、魅力ある場所にしたいと思っています。
この牛深に住む皆さんが、海外の方々をしっかり受け入れ交流をしながら、海外の人たちにとっても“自分の故郷”と思ってもらえるような、牛深をそのようなまちにしていくためにも、「住んで良かった」と思ってもらえるような環境を整えていく必要があると思っています。そういう意味でもこの図書館については、外国の方々に読んでもらえるような本や外国の書籍なども揃えていきたいと思っています。また、仕事などでここに来られた外国の人たちが、「自分が住んでいるところは、こんなに住みやすいんだよ」と言っていただけるような、誇りを持っていただけるような場所に作り上げていきたいと思っていますので、ぜひとも、皆さんにも後押しをしていただければと思います。確かに高額な費用がかかり、かなりの投資をしなければいけないということもありますので、しっかり考えてやっていきたいと思います。


(まちづくり協議会 Aさん)
「宝の島天草」と言われるが、宝があり過ぎる。自然、食、歴史、文化、豊富な地域資源など。あまりに多すぎて絞りきれない。 天草市全体で、何を天草の特徴とするのか。子育てに優しい天草にするのか。保育園留学もあり、牛深にも何組か来られているが、2週間くらいでは定住はしない。良い雇用をしたうえで、保育園留学から小学校へとつながっていかないと、人口も増えないと思う。子育てをメインにしても、中途半端なことで終わってしまうのではないか。天草では何を基本に、何を一番に据えていこうとしているのか。


【馬場市長】
保育園留学につきましては、天草への移住定住の、一つのきっかけ作りだと考えています。例えば、茂串の保育園でいうと、保育園留学を始めてから今年で20組ほどが、ずっと途切れることなく来てくれています。そして、それにより移住も決まり、家族で移り住んでくる人たちが出てきました。私たちの目的はそこにあります。
この天草というところは、来てもらわないとその価値に気づいてもらえません。一度来ると天草の魅力に、皆さん、はまります。食も美味しい、人も優しい、そしてこの自然環境も素晴らしい。そういうところをしっかり伝えていくために、この保育園留学という制度をきっかけとして取り組みをさせていただきました。宝も山ほどあり、なかなか絞りきれていませんが、これから絞って磨いていきます。


【馬場市長あいさつ】
本日はありがとうございました。皆さん方からの意見などいただけましたら、しっかり答えていきたいと思っています。
行政は、自分たちが考えていること、やろうとしていることをいかに市民の皆さん方に知ってもらうか、そして伝えていくということが非常に重要で、市民の皆さんと行政が、同じ方向を向いてやっていくことが大事だと思っています。そのためにも、いつでもお呼びいただければ話にも出かけて行きますし、説明もさせていただきますので、どんどん支所にでも言っていただければと思います。しっかり頑張っていきます。
そして、先ほど言いましたように、「牛深」というところはこの天草のなかでも「南の玄関口」として非常に大事な場所です。ここにどうやって「人」を入れるか、そしてまた、ここから出て行ってもらうかということになるのですが、どうしても陸路から帰ろうとすると渋滞で詰まってしまいます。「できるだけ南から帰ってください」ということを今からでもPRしなくてはいけないと思っているところです。そういうことも含め、皆さんと一緒にこの天草、そしてこの牛深を磨き上げていきたいと思っていますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。今日はありがとうございました。

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