諸般の報告を申し上げます。
八代海の赤潮について
八代海において有害プランクトンによる赤潮が発生し、一部の魚類に被害が発生していますので、現在の状況についてご報告いたします。
5月30日にシャトネラが10細胞以上、6月17日に コクロディニウム ポリクリコイデスが500細胞以上、6月24日には、カレニア ミキモトイが1,000細胞以上、確認されたため、熊本県において八代海に赤潮警報が発令されました。
熊本県では、近隣の鹿児島県で被害が発生し、本県においても発生するおそれがあるため、6月21日に県庁内に水産関係危機管理対策本部が設置されております。
昨年と一昨年の被害を受けて、本市管内には漁業者による10のグループが組織され、週2回の定期調査に加え、自主検査、警報発令に伴うドローンを使った粘土散布の実施、漁業者による餌止めなどの対策をとっておりました。
しかしながら、6月22日に一部の養殖筏でシマアジ1,200尾、6月24日にはシマアジ2,400尾、カンパチ50尾のへい死が報告されております。
今回の被害報告を受けまして、本市といたしましても、県天草広域本部に設置された水産関係危機管理現地対策本部に新たに参画し、その会議などを通じて熊本県や関係者と連携を図りながら、引き続き情報の収集と共有、被害拡大防止支援に取り組んでまいります。