
6月30日、牛深総合センターで「天草市民謡全国大会」が開催されました。
江戸時代から伝わる郷土民謡「牛深ハイヤ節」と「魚貫草刈り唄」。各地域の歴史ある無形文化財を伝承するとともに、民謡の魅力を再発見するイベントでもあります。出場者約130人の民謡に対するたくさんの想いが、歌声となり会場内に響き渡りました。出場者には受付時に牛深の「あおさ」が入った参加賞が配布され、1階ロビーでは牛深の特産品がずらりと並んだコーナーもあり、中には袋いっぱいに購入する人もいました。

大会受付

出場者への参加賞

牛深の特産品が並んだフードマーケット
大会プログラムは、午前に「第22回牛深ハイヤ節」コンクール予選、午後から「第8回魚貫草刈り唄」コンクール予選が行われ、それぞれ、(1)ジュニアの部(中学生以下)(2)青・壮年の部(16歳~65歳)(3)実年の部(66~74歳)(4)高年の部(75歳~)の4つの部門で歌唱力を競いました。予選終了後には、ジュニアの部を除いた各部門の優勝者による「総合グランプリ決戦」が行われ、牛深ハイヤ節部門:中野栄造さん(実年の部)、魚貫草刈り唄部門:髙見春代さん(実年の部)の2人が見事総合グランプリに選ばれました。出場者全員がハッピや浴衣を身にまとい、力強く、堂々とした姿で歌を披露し、中には親子で共演している姿も見受けられるなど、とても微笑ましい光景が見られました。熊本市から出場した西尾さん親子は「子どもたちが牛深ハイヤが好きで、民謡やってみたい!とのことだったので、今回親子で挑戦してみました」と笑顔で話していました。

牛深ハイヤ節の「三味線」

魚貫草刈り唄

親子で仲良く牛深ハイヤ節♪

牛深ハイヤ節を歌う中野さん

優勝おめでとうございます!

魚貫草刈り唄を歌う髙見さん