7月26日、有明まちづくり協議会と公民館の共催による体験イベント「有明サマー体験隊」が開催され、町内の4~6年生の児童14人が参加しました。
この催しは、「地域の学習資源を利用した体験活動や交流を通して、町の文化や歴史を理解し、ふるさと有明を想う気持ちを育ててほしい」と令和4年度から実施しています。
今年は同町上津浦地区の旧浦和小学校に事業所を置き、さまざまな機体のドローンを用いた調査やスクールを開講する株式会社岳の皆さんを講師にお招きし、昨今のドローンの活躍について学びました。
講話ではドローンが人に代わって高所などの危険な作業を担っていること、特に農業の水稲の分野では農薬散布などにドローンの導入が進んでいることの話がありました。人が作業すると1日かかっていた農薬散布が1時間で終わり、しかも人の作業と同程度の効果が実証されたことに、子どもも大人も大変驚きました。
講話の後、場所を体育館に移して、トイドローンの操縦を体験。操作方法をあっという間に覚えた子どもたちは、コントローラーを手に楽しそうにドローンを飛ばしていました。
最後に外に出て空撮用のドローンで集合写真を撮影してもらうことに。高く上ったドローンからは遠くのリップルランドもきれいに撮影でき、映像を手元のモニターで確認すると「わ~すごい!よく見える!」と歓声が上がっていました。今後はAIを活用して災害現場など多くの活用が期待されているドローンは、高齢化が進み人手不足が深刻な課題の本市において更なる活躍の可能性があることを学びました。
その後は防災講座と題して防災に関するクイズや災害用の段ボールを組み立てたり、魚さばき体験をしてアジフライを作って食べたり、盛りだくさんの1日でした。6年生の参加者からは「来年参加できないのが残念」という声も聞かれ、楽しい夏の思い出になったようです。