
平成20年度に天草市の地域資源として認定を受けたイチジクを使ったフェア「天草南蛮柿フェア2024」が、8月10日から9月30日まで開催されます。フェアは今回で16回目。開催に先立ち、フェア参加商品の試食会が8月8日に本渡商工会議所で開催されました。
イチジクは本来漢字で「無花果」と書きますが、天草は16世紀後半に南蛮文化の影響を受けた地であり、天正遣欧少年使節がローマ教皇のもとに派遣された際に、随行した神父がイチジクの苗を持ち帰り広まったとされています。そのことから、天草では「南蛮柿」と呼ばれ親しまれてきたそうです。
今回のフェアには天草島内10店舗が参加し、新商品5品を含む各店オリジナル商品15品が販売。参加店で使える商品券や賞品が当たるスタンプラリーも同時開催されます。
「天草いちじくのバターチキンカレー」を提供する井上さん(ハンドメード)は「イチジクのフレッシュな感じとさわやかな甘さ、プチプチした触感により面白い一品ができましたので、ぜひご賞味ください」と紹介しました。
そのカレーを試食した甲斐さんは「甘いカレーで、プチプチした食感でおいしかった」と満足そうでした。
また、8月9日にはフェア参加店の提案によるイチジク畑の見学会が、「天草南蛮柿の会」メンバーの池嵜公徳さん(五和町鬼池)の園地で行われました。
実際にイチジク畑を見学した参加者は、栽培方法や管理方法、仕入れに関することなどを熱心に聞いていました。

イチジク

フェア参加スイーツなど

イチジクのチョコレートケーキ

イチジクのショコラ

どれにしようかな

生産者のイチジク畑を見学

収穫も体験しました

生産者と参加者で記念の1枚
<イベントの問い合わせ先>
天草南蛮柿島づくりプロジェクト(本渡商工会議所内)
電話:0969-23-2001