8月7日から10日までの4日間、あましんスタジアムでパラ陸上競技の合宿が行われました。これは、持続可能で充実したパラスポーツ合宿とするための実証事業として天草市スポーツコミッションが主催したもので、練習、宿泊、観光などを体験してもらうことでモニター調査をするもの。
合宿に参加したのは関東や鹿児島県、熊本県などから7人の選手と3人のコーチの皆さんで、9月28日から香川県高松市の屋島競技場で開催される”2024ジャパンパラ陸上競技大会”に出場する予定です。

強化練習に取り組む選手たち

練習用走路でダッシュを繰り返す

ガイドランナーと一緒に練習

合宿に参加した選手とコーチ

ガイドロープで手をつなぎ走ってみた

競技用車いす(レーサー)の説明
8日には、パラ陸上の紹介と見学会を開催。参加者した小学生たちは、ガイドロープで手をつないで走ったり、フレームランナーに乗ったりといった体験をすることができました。目が見えない選手はガイドランナーとコミュニケーションを取りながら走るので、他の競技では味わえない楽しみがあることなど、パラ陸上の特徴や魅力についても話していただきました。
9日、選手たちは、天草の魅力を体験するため遊漁船を借りてイルカウォッチングと魚釣りを体験。釣った魚は総合交流ターミナル施設 ユメールで調理しバーベキューを楽しみました。
合宿に参加した選手たちは、「あましんスタジアムでの練習は暑くてきつかったけど、バーベキューで見た夕陽がエモかった」などと話し、天草での夏の思い出をお土産にできたのではないでしょうか。

イルカウォッチングに出発

自然のイルカが船のすぐ横を泳ぎます
宿泊する中で、「シャワー調節が難しい」「シャンプーとリンスが区別できる点字がほしい」「カギとドアノブを同時に回すドアは片手ではやりにくい」「エレベータで今何階か分からない」など、障がい者視点での不便さやニーズを聞くことができたので、今後の受け入れ環境の整備・改善に活かしていきたいと思います。