本事業は、地域の子どもたちに収穫体験を通して、地元産業の魅力と農産物の豊かさに気付くきっかけにしてほしいと有明まちづくり協議会が実施。事業には町に寄せられたふるさと応援寄付金を活用しています。
今回、収穫体験に協力した(株)ステップファームは、7年前から旧有明東中学校のグラウンドできくらげ栽培に取り組んでおり、現在8棟の栽培テントで年間40トンのきくらげを生産。木くずや穀物を混ぜて固められた土台に種を植え付け、成長したものを摘み取るとそこからまた次が育ち、1つの土台で3カ月ほど収穫ができるそうです。
同社の丸本さんから収穫の説明を受けた後、さっそくテントに入った子どもたちは、初めて見るきくらげの栽培に驚きながら、大きく育ったものを見つけて楽しそうに収穫しました。今年は酷暑と雨が降らない影響で、栽培テントの温度管理が例年以上に難しく、苦労して調整を重ねたとのことです。
丸本さんの「きくらげは皆さんの成長を助ける食物繊維やビタミンDなどが豊富。炒め物や酢の物などに入れて、有明産のきくらげをいっぱい食べてください!」という呼びかけに、子どもたちは収穫したきくらげでいっぱいになった袋を手に「みんなでおいしく食べます!」と元気よく答えていました。