10月20日、二浦町阿蘇神社付近でしめ縄づくりが行われました。
これは、毎年二浦町の神社(松尾神社、阿蘇神社、宮ケ島)や早浦地区生活改善センターに飾るしめ縄を地域住民でつくる伝統行事。今年は18人が参加し、使用される藁には早浦地区で作られた「普通作のもち米」の稲を使用しています。小さいものから大きいものまで、住民一人ひとりがそれぞれの作業を分担し、しめ縄づくりを行いました。
中でも、一番大きいしめ縄は全長約5メートルもあり、藁の端をしっかり結んだ後、木製の固定台に掛け、4~5人が息を合わせながら編み込みます。最後は形を整えるためにはみ出した藁をハサミで手入れするなど、細かい作業も一つ一つ丁寧に仕上げていきます。作業中は、時折雑談を交えながら、和気あいあいとした雰囲気の中で、声を掛け合いながら、楽しんでいるようすが見受けられました。
また、力作業を終えた後は、地域住民がオードブルや刺身、地元でとれた「柿」や「がね揚げ」など、心とお腹を満たす手料理が振舞われました。丹精込めて作ったしめ縄は順次飾られ、二浦町の隠れ名スポットの「宮ケ島」は12月に船で島を渡り、飾られるそうです。

まず余分な藁を抜くため、藁を叩きます

長さの調整をします

編みこむため、端をしっかり結びつけます

息を合わせて力いっぱい編み込みます

細かいところも丁寧に仕上げていくと…。

大きなしめ縄が完成!

小さいしめ縄も一つ一つ作っています

さっそく阿蘇神社に飾りました!

手料理を振る舞う地域の女性たち