2024年11月5日 有明の豊かな実りに感謝!~うまかもん収穫祭秋編~ 最終更新日:2024年11月5日 印刷 有明まちづくり協議会では、有明小学校の子どもたちに農業の大切さや収穫の喜び、地域産業の魅力と農産物の豊かさを学んでほしいと、町に寄せられたふるさと応援寄付金を活用して収穫体験を実施しています。みかん収穫体験(3年生) 10月21日、3年生27人がみかんの収穫を体験しました。 有明町は昭和30年頃から、カライモ畑だった段々畑や山を切り開いて造った畑に、温州みかんや甘夏みかんなどが植えられ、気候がみかん作りに適していたことや、農家の皆さんの努力によって国内でも有名なみかん作りの町となった歴史があります。 収穫体験に協力した本田実さんと娘の江頭真美さん(有明町上津浦)の畑では、温州みかんやデコポンなどが栽培されており、今回は温州みかんの極早生を収穫しました。 はじめに本田さんと江頭さんからみかんの収穫方法の説明を受け、さっそく収穫開始。一人30個ずつを取り終える頃には、肩にかけた袋は重くなり、作業の大変さを体感していたようでした。また、イノシシによる食害の被害を受けたという場所も見学させてもらい、自然を相手にする農業の苦労を学びました。協力者の本田 実さん収穫方法を説明する江頭 真美さんイノシシの被害を受けた畑 終了後、子どもたちから美味しいみかんづくりのための工夫や苦労を尋ねられると、本田さんは「今年は夏の暑さでみかんも日焼けや実が割れてしまうなどの被害が出た。今後も異常気象が続くだろうが、負けずに努力と工夫を重ねて、おいしかったと喜んでもらえるみかん作りをしていきたい」と答えていました。 また、本田さんから農地を受け継ぐ娘の江頭さんも「これからはドローンなどを活用して続けていける農業を研究していきたい」と話しました。たわわに実ったみかんハサミの使い方も上手にたくさん収穫できました!さつまいも収穫体験(1年生) 11月5日、1年生24人がさつまいもの収穫を体験しました。 下津浦の鏡幸一さんの畑では、紅はるかを栽培。鏡さんがさつまいもの育て方と収穫の注意点を伝えると、子どもたちはさっそく畑に入って大物を見つけては楽しそうに歓声を上げて掘り出していました。 準備したビニール袋はすぐにいっぱいになり、重たそうに両手で抱えて「大きいのがたくさん採れてうれしい」「焼き芋と大学芋にします!」と満面の笑顔でした。 収穫体験後の質問で「どうすればこんなに大きくなりますか?」と尋ねられると、鏡さんは「土づくりと、肥料を適度にあげることです」と答えていました。協力者の鏡 幸一さん(左)力を合わせて掘ってみよう!これは大物の予感ほら!見て!ぼくのが一番!こんなにたくさん袋いっぱい!重たい!