
12月1日、下浦町の「天草ポンカン発祥の地」記念碑横で、令和6年産のポンカン収穫安全祈願祭が開催されました。
酸味が少なく甘みが強いポンカンは、大正14年から天草での生産が始まり、今年で100年目の節目を迎えました。JA本渡五和管内では、97戸の農家が41ヘクタールで栽培。今年は、過去最高といわれた暑さの影響などで例年以上に生育の管理が難しかったが、収穫を前に玉伸びも順調に進み、糖度が高く酸切れの良いものができたとのことです。
生産者で、JA本渡五和果樹部会ポンカン部部長の上小手栄一さんは、「ポンカンが下浦地区に導入されて100年目の記念すべき年を迎えることができた。先人の方々の努力に感謝するとともに、生産と販売に協力いただいた関係者や消費者の皆さんにも感謝したい。今後も安全でおいしいポンカンを提供し、さらなる産地づくりに努めていきたい」と話していました。
収穫されたポンカンは関東、東北、中京を中心に12月上旬から販売が開始され、2月中旬まで販売されます。