老岳展望台から望む初日の出

天候に恵まれた令和7年元旦、有明町の老岳には初日の出を見ようと多くの人が訪れました。
老岳は有明町で1番、天草地域でも3番目に標高が高い山で、頂上の展望台からは眼下に広がる有明海や雲仙岳、南の八代海、西の天草下島と360度のパノラマ展望を楽しむことができます。
まだ暗い中、白い息を吐きながら続々と地元の人が集まり「おめでとうございます」と新年のあいさつが交わされていました。
午前7時頃から少しずつ明るくなり始め、しばらくして太陽が昇り始めると一斉にカメラを向けて初日の出を収め、1年の平穏を祈りました。

山頂から望む有明海

霜で真っ白

初日の出をカメラに収める
各地区の正月の風景
有明町内では多くの地区で新年を祝い、1年の平穏無事を願う行事が行われました。
その中でも「鬼火焼き」は多くの地区で行われ、年末にやぐらの準備が進められていました。
竹で組んだやぐらには地域の皆さんが持ち寄ったしめ縄などの正月飾りが収められ、バチバチと竹が爆ぜる大きな音とともに炎が勢いよく燃え上がりました。
「鬼火焼きの火で焼いた餅を食べると、1年間健康に過ごせる」と伝えられており、多くの人が火を囲む姿が見られました。
楠甫地区

12月25日 やぐら作り

1月5日午前9時 点火
ぜんざいのおもてなし
下津浦地区

力を合わせてやぐら作り

6mほどの大きなやぐらが完成

1月5日 午前6時30分点火

餅焼き
大浦地区
12月31日、有明町の大浦神社で、大晦日のライトアップが行われました。
このライトアップは、初詣に訪れた人を温かい光でもてなそうと、大浦地区振興会の交流活動部会の皆さんが中心となって取り組んでおり、今回で14回目。
昔から大浦地区が「たこつぼ漁」で有名なことから、毎年130個のたこつぼを並べてその年を象徴する文字を表しており、今年は地域のますますの発展の気持ちを込めて「賑」の字が選ばれました。
灯ろうの柔らかな光に照らされ幻想的な雰囲気の中、午前0時を迎えると「あけましておめでとうございます」とあいさつが交わされ、その後も多くの人が参拝に訪れていました。

たこつぼを並べて表す今年の漢字は…
地域の賑わいを願って「賑」

いい年になりますように